低脂肪牛乳はカロリーが低くて低脂質!置き換えるだけで簡単ダイエット!栄養や効能も管理栄養士がわかりやすく解説
低脂肪牛乳と低脂肪乳は別物!
低脂肪牛乳と低脂肪乳はとても似ている名前ですが、区別して使われています。「牛乳」という表記がないものは乳製品が加えられている加工乳や乳飲料です。
加工乳は、牛乳や脱脂粉乳に他の乳製品を加えて作られています。乳飲料は、牛乳をベースに乳製品以外のビタミンやミネラルなどが加えられたものです。低脂肪乳は、加工乳や乳飲料に該当するので、100%生乳から作られる低脂肪牛乳とは別物となっています。
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牛乳の目印「パックのくぼみ」は低脂肪牛乳にはあるの?
低脂肪牛乳にはパックのくぼみはありません。牛乳パックについているくぼみのことを「切欠き(きりかき)」と言います。牛乳パックの開け口の反対側にくぼみをつけることが決まっていますが、任意表示ですので必ずしもやらなくてはいけないものではありません。しかし、スーパーの牛乳コーナーをみてみると、ほとんどのメーカーで切欠きが採用されていました。
パックの切欠きは、種類別名称が「牛乳」のみに使用できる決まりです。低脂肪牛乳は牛乳の表記はありますが、種類別名称は「低脂肪牛乳」となっています。したがって、低脂肪牛乳はじめ乳飲料には切欠きはついていません。
切欠きの有無で、牛乳なのかどうかを判別する目安にもなりますね。
なぜ低脂肪牛乳が生産されるの?
バターや生クリームなど生乳の脂肪分を多く使う乳製品を製造すると、同時に低脂肪牛乳も製造できます。低脂肪牛乳は健康に良いからとあえて製造しているわけではなく、高価な乳製品を作るときに余ってしまった部分だったのです。そのため、牛乳に比べて加工の手間がかかる低脂肪牛乳ですが比較的安価になっており、加工乳などの低脂肪乳のほうがさらに安価となっています。
1.脂肪分が少なく低カロリーの低脂肪牛乳
低脂肪牛乳の一番のポイントが、低脂肪で低カロリーであるところです。コップ1杯の牛乳と低脂肪牛乳で比較すると、カロリーは牛乳が約140kcal、低脂肪牛乳は約90kcal。脂質は牛乳が約8g、低脂肪牛乳は約2gとなっています。低脂肪牛乳のカロリーは牛乳の65%で脂質は25%とかなり低いことが分かりますね。
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