料理酒の栄養と効能は?特徴やみりんとの違いを現役料理人が詳しく解説
・料理酒は塩味
・みりんは甘み
・料理酒は肉や魚をやわらかくする
・みりんはタンパク質を固める性質をもつ
料理に照りやツヤを加えるのは、みりん特有の効果です。基本的な原料は米と米麹で、アルコール・糖類・酸味料などの添加物によって3種類にわけられます。
【本みりん】
アルコールを添加
アルコールを14%前後含む
【みりん風調味料】
水飴(糖類)や酸味料などを添加
アルコール分は1%未満
【みりんタイプ調味料】
アルコールや水飴(糖類)や食塩を添加
アルコールを10%前後含む
米・米麴・アルコールのみで作られた本みりんだけが、酒類に該当します。
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・炭水化物
・ナトリウム
・カリウム
料理酒の主原料は米や米麴であるため、糖質を含む炭水化物が豊富です。塩分が入っているものには、ナトリウムやカリウムなどのミネラルも含まれます。
1.三大栄養素のひとつ・炭水化物
タンパク質や脂質と並ぶ三大栄養素のひとつで、脳や体を動かすエネルギー源として必要な栄養素です。体内で消化できる糖質と、消化できない食物繊維にわかれます。消化された糖質は腸から吸収され、筋肉や肝臓でグリコーゲンとなり運動を行う際に使われる仕組みです。
脳や神経系は炭水化物に含まれる糖質が唯一のエネルギー源のため、摂取量が少ないと集中力が保てなくなります。十分に摂取していれば、同じ行動やトレーニングでもより高い効果が期待できるでしょう。
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2.人体に必要なミネラル・ナトリウム
人体に必要なミネラルの一種で、食塩(塩化ナトリウム)の状態で摂取されます。主な効能は細胞外液の浸透圧を調整して、液量を一定に保つこと。水分をキープしながら細胞外液や血液の循環量を維持し、血圧を調節しています。筋肉の収縮や神経伝達、栄養素の吸収と運搬にも関わる大切な栄養素です。
不足すると浸透圧が保てなくなり、脱水症状や極度の疲労など悪影響を及ぼします。逆に摂りすぎるとむくみの原因となるほか、高血圧・胃がん・食道がんになる可能性が高まり危険です。
3.血圧を下げる効果・カリウム
ナトリウムとともに、細胞の浸透圧を維持しています。主な効能は心臓や筋肉の機能と、細胞内の酵素反応を調節すること。腎臓でナトリウムが再吸収されるのを抑え、尿への排泄を促すため血圧を下げる効果があります。
カリウムは通常の食生活であれば、不足することはほぼありません。不足すると脱力感や食欲不振、精神障害などの症状が出る恐れがあります。とくに次のような場合は、カリウムが失われやすい状態です。
・下痢や嘔吐
・大量に汗をかいている
・利尿剤を使用している
料理酒を使うときの注意点
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料理酒は料理に欠かせない調味料ですが、使用に関していくつか注意点があります。加熱せずに使用するレシピも多く存在するため、使い方を覚えておくとよいでしょう。
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