この記事ではピーナッツの食べ方などについてみていきます。ピーナッツは栄養がたっぷりでおいしいことからよく注目されるよな。まずは、おすすめの食べ方をみてみよう。また、ピーナッツの保存方法によっておいしさに違いが現れてしまうこともあるらしいぞ。保存するときに簡単に長持ちさせる方法もみてみよう。
今回はピーナッツの下処理方法から始めて、食べ方、保存方法について管理栄養士のミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

給食施設で働く現役管理栄養士。おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。ピーナッツ栽培が盛んな地元で育った。落花生をゆでて食べるのがお気に入り。

ピーナッツの下処理方法

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ピーナッツは日本語で落花生の意味です。殻付き生落花生は旬の時期に手に入れることができます。落花生の下処理方法を順に確認してみましょう。

ピーナッツの殻の泥を落とすだけ!

殻付きの生のピーナッツを購入したら、ついている泥を洗い流してから加熱しましょう。泥や汚れを落としたら、ゆでたり炒ったり好きな料理で使えます。殻を取るのは加熱後のほうが簡単です。殻をむいてある生のピーナッツも販売されていますが、こちらは特に下処理の必要はないでしょう。

まれに根が付いた状態の落花生が直売所などで販売されていることもありますが、その場合は落花生の実を引っ張ると簡単にとることができます。自分で栽培した場合も同じようにさやを取り外しましょう。

収穫した落花生は、すぐにゆでるもの以外は天日干しなどをして乾燥させることがポイントです。しかし、市販されている生落花生のほとんどが乾燥までの処理を行ってあります。追加で乾燥させる必要はありません。乾燥させてあったとしてもピーナッツを生で食べることはできないので、加熱してから食べましょう

ピーナッツの殻のむき方

ピーナッツを加熱すると殻がむきやすくなり、ピーナッツの入っている部分を横から押すと縦方向に亀裂が入って殻が割れます。簡単にピーナッツを取り出すことができますよ。

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ピーナッツのおすすめの食べ方5選

ピーナッツの一般的な食べ方からおすすめの食べ方など5選をみてみましょう。

1.生のピーナッツをゆでるだけ!

シンプルに塩ゆでするだけでホクホクおいしいゆでピーナッツになります。生のピーナッツならではのおいしい食べ方ですよね。1Lに大さじ2弱の塩、約3%の食塩水でピーナッツをゆでます。殻は水に浮く性質があるため、落し蓋が必要です。アルミホイルやクッキングシートに空気穴をあけたものでも落し蓋として代用できます。30分ほどゆでるだけで完成です。

おつまみや夕飯の1品にもなるのでピーナッツの旬の時期にはおすすめですよ。

2.手作りピーナッツバターは意外と簡単!

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ピーナッツと砂糖だけで、ピーナッツバターが作れます。ピーナッツがたくさんあるときや手作りで甘さを調節したいときなどにおすすめです。200gのピーナッツに20g前後の砂糖が必要ですが自分の好みで調節してください。無糖にすることもできますよ。

フライパンでピーナッツを炒って温めてから、ミキサーやフードプロセッサーに砂糖と一緒に入れてペースト状にします。固いピーナッツですが、温めることでつぶしやすく油分が出やすくなるのです。ピーナッツの成分の半分は脂質であることから、ピーナッツの油分だけでペースト状になります。

すり鉢でペースト状になるまで練ってから、砂糖を入れてよく混ぜることでも作れますよ。

3.ごはんのお供にピーナッツ味噌

ピーナッツ味噌は炒ったピーナッツに味噌・みりん・砂糖・ごまを混ぜるだけ。簡単にご飯のお供が作れます。おつまみにもなりますし、ピーナッツをつぶすと、肉や魚の下味や野菜の味噌和えの調味料として使いやすくなりおすすめです。豆腐に乗せたりドレッシングのように使ったりすることもできます。ピーナッツバターからアレンジして作ることもできますよ。

4.旬の季節にはピーナッツご飯

生のピーナッツが手に入ったらおすすめなのが、ピーナッツの豆ごはんです。ピーナッツの殻をむいて、だし・酒・塩と一緒に炊き込めば、ホクホクのピーナッツと香ばしい香りのご飯ができます。旬の季節ならではのおいしい食べ方です。塩ゆでしたピーナッツが余ってしまったときのアレンジにも使えます。

\次のページで「5.ピーナッツをかけるだけでおしゃれに映えアレンジ!」を解説!/

5.ピーナッツをかけるだけでおしゃれに映えアレンジ!

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ピーナッツを砕いてサラダや焼いたお肉にかけるだけで、おしゃれ料理に早変わりです。アイスクリームやお菓子作りのトッピングにも使えます。なんだかお料理が映えない!というときは、ピーナッツをかけてみてはいかがでしょうか。

ピーナッツの殻を捨てないで!

ピーナッツの殻は食べられませんが、そのまま捨てずに便利に使用できます。しっかり乾燥させると、除湿や脱臭の効果が得られるので、不織布に包んだりお茶パックに入れたりして使いましょう。細かく砕いで土に混ぜることで土壌改善に効果があります。また、動物小屋のクッション材としても使われるようです。殻付きのピーナッツを購入したときは、除湿や脱臭に活用してみてください。

ピーナッツの保存方法と日持ちの目安

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ピーナッツの状態による保存方法をみていきましょう。

1.生落花生はゆでて冷凍保存がおすすめ

生落花生はあまり日持ちしないので、購入したら数日以内にゆでてから保存しましょう。ゆでた後はしっかりと水気をきって保存します。そのまま冷蔵保存で2~3日、冷凍すると半年以上保存可能です。冷凍する場合は殻をむいてから保存すると使用しやすいですが、殻のままでも保存できます。常温解凍か電子レンジで解凍することで、おいしく食べられますよ。

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2.乾燥生ピーナッツは冷蔵庫保管

乾燥ピーナッツは水分が抜けているので、冷蔵庫や冷暗所にしまっておくだけで1年ほど長持ちします。冷凍することでも鮮度を保つことができますが、冷蔵庫でも十分長持ちです。湿気に弱いので、しっかりと密封して保存することがポイントとなります。

3.ローストピーナッツは湿気に注意!

ローストピーナッツは常温でも1ヶ月ほど保存可能です。湿気や酸化に注意が必要ですので、保存容器やジッパー付き袋で密封して保存してください。消費に1ヶ月以上かかる場合は冷凍することで保存期間が長くなり2~3ヶ月保存可能です。冷凍したピーナッツは常温で解凍してから食べましょう。

4.ピーナッツバターは冷蔵庫で2週間

ピーナッツバターの材料はピーナッツと砂糖とシンプルで、砂糖の量も多くないので長期保存には向きません。密封できる瓶などに入れて、2週間ほどで使い切りましょう。長く保存したい場合は冷凍することで1ヶ月程度保存できます。その場合は、使う分に分けて冷凍保存しましょう。

ピーナッツをおいしく保存しておいしく食べよう!

ピーナッツのおすすめの食べ方や保存方法などを解説してきました。ローストピーナッツは一年中手に入りますし、生落花生も上手に保存すれば長い間食べられることが分かりましたね。ピーナッツは料理やお菓子などさまざまな使い道があります。おいしく保存しておいしく食べてほしいです。

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家庭科

ピーナッツは簡単においしく食べられる!下処理方法や保存方法も管理栄養士がわかりやすく解説

この記事ではピーナッツの食べ方などについてみていきます。ピーナッツは栄養がたっぷりでおいしいことからよく注目されるよな。まずは、おすすめの食べ方をみてみよう。また、ピーナッツの保存方法によっておいしさに違いが現れてしまうこともあるらしいぞ。保存するときに簡単に長持ちさせる方法もみてみよう。
今回はピーナッツの下処理方法から始めて、食べ方、保存方法について管理栄養士のミサキと一緒に解説していきます。

ライター/ミサキ

給食施設で働く現役管理栄養士。おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。ピーナッツ栽培が盛んな地元で育った。落花生をゆでて食べるのがお気に入り。

ピーナッツの下処理方法

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ピーナッツは日本語で落花生の意味です。殻付き生落花生は旬の時期に手に入れることができます。落花生の下処理方法を順に確認してみましょう。

ピーナッツの殻の泥を落とすだけ!

殻付きの生のピーナッツを購入したら、ついている泥を洗い流してから加熱しましょう。泥や汚れを落としたら、ゆでたり炒ったり好きな料理で使えます。殻を取るのは加熱後のほうが簡単です。殻をむいてある生のピーナッツも販売されていますが、こちらは特に下処理の必要はないでしょう。

まれに根が付いた状態の落花生が直売所などで販売されていることもありますが、その場合は落花生の実を引っ張ると簡単にとることができます。自分で栽培した場合も同じようにさやを取り外しましょう。

収穫した落花生は、すぐにゆでるもの以外は天日干しなどをして乾燥させることがポイントです。しかし、市販されている生落花生のほとんどが乾燥までの処理を行ってあります。追加で乾燥させる必要はありません。乾燥させてあったとしてもピーナッツを生で食べることはできないので、加熱してから食べましょう

ピーナッツの殻のむき方

ピーナッツを加熱すると殻がむきやすくなり、ピーナッツの入っている部分を横から押すと縦方向に亀裂が入って殻が割れます。簡単にピーナッツを取り出すことができますよ。

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