
簡単でわかりやすいライブとコンサートの違い!リサイタルとの違いや使い分けも文学部卒ライターが詳しく解説

ライター/海辺のつばくろ
ラフマニノフやチャイコフスキーなどを好む、クラシック音楽鑑賞が趣味の文学部卒ライター。
ライブとコンサートの共通点:会場で演奏を直接見聞きする

image by iStockphoto
ライブとコンサートで共通することといえば、「会場で楽器の演奏や歌手の歌を聞いたり、臨場感あふれる様子を見たりして楽しむ」ことがあげられます。ただ、音楽のジャンルや演奏の形態により使い分けがされるようですね。
ライブのもとの意味:英語「live」の形容詞

image by iStockphoto
ライブはライヴとも呼ばれる場合がありますね。元は英語の”live”の形容詞。日本語に訳すと、「生放送の~」「実演の~」といった意味です。
1.生放送の:実際の状況をそのまま放送する
ライブはテレビやラジオ、インターネット番組からの生放送の意味で使われます。報道番組やスポーツ中継、バラエティ番組の特別番組や重大発表などの場面を連想するかもしれません。
音楽番組ではその年に活躍した歌手を大勢テレビ局やコンサート会場に集めて、ヒット曲を歌うところを編集せずにそのまま流すこともあります。コンサート会場にカメラを入れて、演奏や歌唱を即時に中継して開演時間から終了まで流すようなこともあるでしょう。
「ライブビューイング」というイベントは、実際に行われている会場からの映像を、各地の上映会場に同時中継して有料で観客に見せることです。大物の歌手や演奏家、演者の催し物、海外で行われる日本代表の試合などが対象。会場に行くのが難しかったり、ファンが多すぎて入場しきれなかったりする場合に行われます。
2.実演の:演奏などを実際に見聞きする
ライブは中継を通さずにホールや音楽堂などで、演奏や歌唱を実際に見たり聞いたりする意味でも使います。本来は英語の形容詞であった”live”が、日本に輸入されて和製英語になり名詞になったようです。
このような意味でのライブは、どちらかというとポピュラー音楽の演奏や歌を聞きに行った時に使われることがほとんど。例えばライブハウスというホール。ロックやポップスなどの演奏が行われる、比較的小さい立ち見客中心のホールです。可動式のテーブルや椅子が用意された飲食店が併設されていることもあります。
\次のページで「コンサートのもとの意味:英語の「concert」」を解説!/