
簡単でわかりやすい!生醤油と醤油の違いとは?「生醤油」の読み方は2つある?和食派ライターが詳しく解説

ライター/ao
子どもの頃から塩辛い食べ物を好み、醤油をかけたごはんをおやつに食べていたライター。価格が高めの醤油はその分美味しいことに気づき、いろいろなメーカーのものを試しているところ。
そもそも醤油とは?

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昔から日本人に愛されてきた醤油。料理をする人なら、必ず家にある調味料といっても過言ではないでしょう。和食を作る際にはもちろん、洋食のアクセントなど、さまざまなシーンで活躍してくれる優れものですが、どのようにして作られているのか知っていますか?まずは醤油の基本についてみていきましょう。
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1.醤油は何から作られる?
醤油は大豆と小麦と塩から作られた調味料です。まずはじめに蒸した大豆と炒って砕いた小麦に麹菌を加え、醤油麹を作ります。麹菌とは微生物でカビの一種です。醤油麹ができたら塩を加えて「もろみ」にします。これを半年以上微生物による発酵、熟成をさせて、しぼったものが醤油です。発酵させている間に酵母菌、麹菌、乳酸菌などが作用して、醤油のうまみが作られます。
2.醤油の歴史
醤油のルーツは、古代中国に伝わる「醤(ジャン)」であると言われています。「醤(ひしお)」は、魚や肉、大豆などに醤と塩を加えて熟成し、発酵させた塩辛風の食べ物で、大豆などの穀物が原料の「穀醤(こくびしお)」が現在の醤油や味噌の前身だとされているようです。
室町時代には「醤油」という言葉が使われるようになり、現在の醤油に近いものが作られるようになったと言われています。江戸時代には関東で濃口醤油の工業生産が行われるようになり、大正時代に入ってから第一次世界大戦後の好景気による増産で、一般家庭に普及していきました。
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