言葉雑学

3分で簡単にわかる倫理と道徳の違い!モラルって何?学校教育での使い分けも雑学好きライターがわかりやすく解説

よく似た言葉として挙げられる「倫理」と「道徳」。学校教育の教科でも見かける言葉ですが、両者の違いはいったい何なんでしょうな。
今回は学生時代に哲学を専攻していたという雑学好きライターのおおつけと一緒に解説していきます。

ライター/おおつけ

現役システムエンジニア兼ライター。前職は貿易商社の営業マン。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。

倫理と道徳の違い

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「倫理」と「道徳」と聞くと、どんなことをイメージするでしょうか。正義、善、あるべき姿、人間にふさわしい行い。漠然とそのようなことを思いつくのではないでしょうか。ここではまず混同されがちな「倫理」と「道徳」の違いについて解説していきます。

倫理:善悪・正邪の普遍的な規準

倫理とは善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるものです。具体的な定義があるわけではない非常に抽象的な概念になります。例えば「生命倫理」という言葉は生と死に医療や科学がどう関わるべきかの考え方のことを指しますが、具体的に何が正しいとは決まっていませんよね。

道徳:社会で正しく生きるための規範

道徳とは社会において、個人が正しく生きるための規範のこと。正しく生きるとは、人に迷惑をかけないことや、困っている人を助けるなど、より人間にふさわしい言動をとれることです。

「倫理」は抽象的な概念ですが「道徳」はより具体的なものと言えます。医療現場で例えてみると、医者が患者に挨拶したり親身に対応することは「道徳」的な行為です。しかし延命治療など生と死に関わる治療の判断は「倫理」的な行為と言えます。

学校教育での使い分け

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前節では「倫理」と「道徳」の違いについて解説してきました。ここで思い出してほしいことは、学校教育では課程により科目が「倫理」と「道徳」に分かれていたということ。ここでは学校教育における「倫理」と「道徳」の使い分けについて解説していきます。

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