IT・プログラミング雑学

簡単でわかりやすい!ブリッジとスイッチの違いとは?橋と切替器?役割や仕組みもプログラマーがわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。今は無線LANが主流だが昔は有線が多かった。また、無線LANでもその裏では有線のネットワークが使われている。そんなネットワークとネットワークやネットワークとパソコンなどをつなぐのがブリッジやスイッチだ。だが、この2つは何が違うのだろう。同じ役割なら2つも要らないよな。役割の違いやよく言われている相違点の本当の意味をネットワークスペシャリストの資格を持つプログラマでもあるライターのwoinaryと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/woinary

某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。情報処理技術者試験のネットワークスペシャリスト保持。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさんです。

同じようで違う?ネットワークをつなぐ機器

image by iStockphoto

パソコンでインターネットするときに何を使っていますか。今は無線LAN(WiFi)を使うことが多いかもしれません。カフェやホテルなどでもWiFiを使いますよね。ビジネスホテルなどでもWiFiが増えていますが、まだ机に有線のLANポートがついていることもあるでしょう。このように普通に目にするところでは無線が多いです。しかしその裏では今でもケーブルを使った有線のネットワークが活躍しています。会社でも有線のネットワークを使うところもまだまだ多いのでは。

その有線のネットワークで必要になるのがブリッジやスイッチ。どちらもネットワークのための機器です。この違いについて解説していきます。

ブリッジ:ネットワークをつなぐ橋

ブリッジとは直訳すると「橋」のことです。複数のネットワークの間をつなぐ橋になります。イメージとしては電気などの延長ケーブルです。壁のコンセントから遠いところにある家電のために延長ケーブルやコンセントタップを使うことがありますよね。ブリッジはその延長ケーブルやコンセントタップに近いです。

なぜ、ブリッジが必要になるかは後で説明します。今はネットワーク同士をつなぐものと考えておいてください。

スイッチ:通信相手を選択する切替器

スイッチとはその名の通りスイッチ。電気のオンオフのスイッチというよりは切替器のイメージです。例えば、テレビに複数の入力端子がありますよね。ビデオやゲームなどをつないでいますが、テレビのリモコンで切り替えることができます。今はテレビ自体に切替器が内蔵されていますが、昔はテレビには入力端子が1つだけで、切り替えるためだけの機器が別にありました。

ではネットワークのスイッチは何を切り替えるのでしょうか。これもあとで詳しく説明します。今はネットワークとパソコンなどをつなぐものと考えておいてください。

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普段WiFiを使っていても、その裏には必ず有線のネットワークがある。そのネットワークとネットワーク、ネットワークとパソコンなどをつなぐのがブリッジやスイッチだ。まずはネットワーク同士をつなぐのがブリッジで、ネットワークとパソコンなどをつなぐのをスイッチとおぼえておけ。続いて具体的な役割の違いを詳しく説明していくぞ。

\次のページで「役割が違う?ブリッジとスイッチの相違点」を解説!/

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