この記事ではトニックウォーターとソーダの違いについてみていきます。どちらも無色透明のシュワシュワしている飲み物です。違いはずばり味にあるようですが、飲み方にも違いがあるようです。今回はそんな2つの飲み物の違いや、歴史や健康効果について炭酸大好きライターaoと一緒に解説していきます。

ライター/ao

若い頃に一番好きだったカクテルはジントニック。今は健康の為に、毎日リンゴ酢をソーダで割って飲んでいるライター。

トニックウォーターとソーダの違いとは?

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トニックウォーターとソーダ、どちらもスーパーやコンビニ、酒屋さんで売られていますが、見たところどちらも無色透明でパッケージのデザインまで似ていますよね。この2つの違いはどこにあるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

違いは味をつけてあるかどうか

トニックウォーターとは、イギリスで生まれた飲料で、炭酸水にレモン、ライム、オレンジなど柑橘類の果皮のエキスハーブのエキスと糖分が添加されています。独特の香りをもち、ほんのりと甘くて苦みも感じる爽やかな味わいが特徴です。一方ソーダとは、何も加えられていない、炭酸水そのもののことを言います。

そもそも炭酸水って何?

炭酸水とは、二酸化炭素(炭酸ガス)が含まれた水のことです。炭酸水には「天然炭酸水」と「人工炭酸水」の2種類があります。天然炭酸水とは、天然の二酸化炭素を元々含んでいる自然に湧き出た地下水のことです。産地によって炭酸の強さが異なります。

一方人工炭酸水とは、ふつうの水に人工的に炭酸ガスを加えて作り出された炭酸水のことです。商品によって微炭酸・強炭酸など炭酸の強度を調整して作られています。

サイダーとの違い

サイダーとは、炭酸水に甘味や酸味、香料が加えられた飲料のことを言います。フランス語でリンゴ酒を意味するシードル(CIDRE)が語源で、もともとはリンゴの香料が加えられたものがサイダーと呼ばれていました。トニックウォーターがほろ苦い爽やかな味わいであるのに対して、サイダーは甘みの強さが特徴です。

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トニックウォーターについて知ろう!

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トニックウォーターは、カクテルが好きな人は家に常備しているかと思いますが、お酒を飲まない人にとっては馴染みのない飲み物かもしれませんね。ここではトニックウォーターについてみていきましょう。

1.トニックウォーターの歴史

トニックウォーターの発祥は18世紀イギリスの植民地だった熱帯地方と言われています。トニックウォーターに含まれる「キニーネ」という成分は、マラリア原虫に強い毒性を持つため、もともとはマラリアの予防薬として飲まれるようになったようです。その後、キニーネの独特の苦みや爽やかな味わいが人々に親しまれ、飲料として普及していったと言われています。

2.トニックウォーターに合うお酒

ほろ苦さとさわやかな味わいをもつトニックウォーターとお酒はとても相性が良いです。ここではトニックウォーターを使用したお酒をいくつかご紹介します。

ジントニックジン+トニックウォーター
ウォッカトニックウォッカ+トニックウォーター
スプモーニカンパリ+トニックウォーター
パライソトニックパライソライチ+トニックウォーター
トニックハイボールウイスキー+トニックウォーター
ソルクバーノホワイトラム+グレープフルーツジュース+トニックウォーター

3.キニーネ入り・キニーネなし

トニックウォーターの独特の苦みのもとであるキニーネですが、なんと日本国内で販売されているトニックウォーターのほとんどは、キニーネが入っていません。かわりにキニーネに似た風味の香草類を配合していて作られています。キニーネ入りのトニックウォーターもありますが、キニーネを使用していないものと比べると価格が高めです。

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ソーダについて知ろう!

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ミネラルウォーターと同じくらいの価格で気軽に購入できるソーダ。最近ではさまざまなフレーバーの商品が出ており、以前よりも身近な飲料になってきました。ここではソーダについて詳しくみていきましょう。

1.ソーダの健康効果

ソーダにはさまざまな健康効果が期待できます。一部をご紹介しましょう。

・血中の二酸化炭素濃度が上がり、代謝がアップして痩せやすく太りにくい身体になる。
・炭酸ガスによって胃が膨らむことで満腹感を得ることができ、食べすぎ防止につながる。
・炭酸ガスが腸内を刺激して、便秘や下痢の解消につながる。
・血流が良くなり、血行不良や冷え性が解消されやすくなる。

2.飲みすぎはよくない

健康効果が高いソーダですが、飲みすぎるとかえって体に悪影響が出てしまうこともあります。胃腸が弱い人は炭酸ガスによって刺激を受けすぎてしまい、胃痛や下痢の原因になることもあるようです。また炭酸水を飲み過ぎると胃の中がアルカリ性に傾き、鉄分が吸収されにくくなってしまいます。貧血気味の人は特に注意が必要です。

3.ソーダは自分で作れる

低コストで手軽に購入できるソーダですが、家庭で簡単に作ることもできます。500mlの水に、クエン酸と重曹を小さじ1ずつ入れて溶かすだけです。あっという間にできあがるので、ぜひお試しください。

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トニックウォーター・ソーダを生活に取り入れてみよう!

ここまで、トニックウォーターとソーダの違いについて解説してきました。トニックウォーターはメーカーによって味わいが異なりますので、いろいろなメーカーのものを飲み比べてみるのも楽しいかもしれません。また機会があれば、ぜひキニーネ入りの本格的な苦みも体験してみてください。お酒を飲まない人も、甘いジュースのかわりに一度飲んでみてはいかがでしょうか。さっぱりとした味わいがクセになる人も多いと思います。健康効果の高いソーダは、レモン汁やリンゴ酢、甘酒などと割ると飽きずに楽しめますよ。ぜひ生活の中に取り入れていってみてくださいね。

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雑学

簡単でわかりやすい!トニックウォーターとソーダの違いとは?炭酸水大好きライターが詳しく解説

この記事ではトニックウォーターとソーダの違いについてみていきます。どちらも無色透明のシュワシュワしている飲み物です。違いはずばり味にあるようですが、飲み方にも違いがあるようです。今回はそんな2つの飲み物の違いや、歴史や健康効果について炭酸大好きライターaoと一緒に解説していきます。

ライター/ao

若い頃に一番好きだったカクテルはジントニック。今は健康の為に、毎日リンゴ酢をソーダで割って飲んでいるライター。

トニックウォーターとソーダの違いとは?

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トニックウォーターとソーダ、どちらもスーパーやコンビニ、酒屋さんで売られていますが、見たところどちらも無色透明でパッケージのデザインまで似ていますよね。この2つの違いはどこにあるのでしょうか?詳しくみていきましょう。

違いは味をつけてあるかどうか

トニックウォーターとは、イギリスで生まれた飲料で、炭酸水にレモン、ライム、オレンジなど柑橘類の果皮のエキスハーブのエキスと糖分が添加されています。独特の香りをもち、ほんのりと甘くて苦みも感じる爽やかな味わいが特徴です。一方ソーダとは、何も加えられていない、炭酸水そのもののことを言います。

そもそも炭酸水って何?

炭酸水とは、二酸化炭素(炭酸ガス)が含まれた水のことです。炭酸水には「天然炭酸水」と「人工炭酸水」の2種類があります。天然炭酸水とは、天然の二酸化炭素を元々含んでいる自然に湧き出た地下水のことです。産地によって炭酸の強さが異なります。

一方人工炭酸水とは、ふつうの水に人工的に炭酸ガスを加えて作り出された炭酸水のことです。商品によって微炭酸・強炭酸など炭酸の強度を調整して作られています。

サイダーとの違い

サイダーとは、炭酸水に甘味や酸味、香料が加えられた飲料のことを言います。フランス語でリンゴ酒を意味するシードル(CIDRE)が語源で、もともとはリンゴの香料が加えられたものがサイダーと呼ばれていました。トニックウォーターがほろ苦い爽やかな味わいであるのに対して、サイダーは甘みの強さが特徴です。

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