雑学

簡単でわかりやすい!トナカイと鹿3つの違いとは?生息地や見た目・分類を生物学専攻の現役大学院生がわかりやすく解説

違いその1.角

シカ科動物の角は枝角(アントラー)と呼ばれ、枝分かれした複雑な形状をもちます。シカ科動物で角をもつのはある一種を除き、オスのみです。この角はさしずめ「オスの武器」。繁殖期になると、メスをめぐるオス同士の戦いに用いられます。さらにメスは、オスの強さだけでなく角の見た目も重視。「草食動物」ですが、恋愛ではアグレッシブですね。

トナカイ:オス・メスともに角をもつ

トナカイはシカ科動物のなかでも異質。トナカイは「シカ」の仲間で唯一、オスのみならず、メスも角をもつ動物です。角の生え変わりの時期は雌雄で異なり、オスは秋〜冬、メスは春〜夏に角を落とします。

鹿:オスだけが角をもつ

鹿は先述の通り、「シカの中のシカ」。をもつのはオスだけです。角が生え変わるのは春先。秋〜冬の繁殖期に向けて角が成長していきます。鹿で有名な奈良公園では人の負傷を防ぐため、繁殖期のオスの角を切断「鹿の角きり」という行事として、秋の奈良を代表する名物となっています。

違いその2.生息地

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トナカイ・鹿の生息地は大きく異なります。先ほど鹿は、日本を代表する動物であると紹介しました。一方トナカイサンタクロースとセットで描かれることが多い動物。とても寒い土地に生息しているというのは想像に難くないでしょう。以下、詳細な生息地を示します。

トナカイ:北極圏

トナカイユーラシア大陸北部とアメリカ大陸北部に生息します。これらの地域は、年中気温が低いことで有名。とくに北の果ては北極圏と呼ばれ、一般的な「シカ」が好む樹木すら生き残れない厳しい冬が特徴的です。トナカイが住む地域は永久凍土。彼らは苔を主食にして冬を乗り切るのです。

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