コンビーフはそのままでも食べることのできる缶詰めですが、そのまま食べる以外にもさまざまな料理に使うことができる食材なんです。コンビーフをうまく使えば時短にもなるし、メニューの幅も大きく広がるぞ。今回は、コンビーフの美味しい食べ方や似た食材との違い、保存方法についてもフードアナリストのコナパパと一緒に解説していきます。

ライター/コナパパ

フードアナリスト兼、現役のコック。さまざまな食材に対する知識がある。今回はさまざまな料理にも使うことのできるコンビーフについて解説していく。

コンビーフの美味しい食べ方5選

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コンビーフは、ざまざまな料理にアレンジできるだけでなく時短料理の食材としてもとても便利なんですよ。ここでは、コンビーフを使った定番料理から時短料理についてもご紹介します。

1.コンビーフポテトサラダ

コンビーフとじゃがいもの組み合わせは、相性も抜群なんですよ。実際に、コンビーフとじゃがいもを合わせたコンビーフハッシュという食品が売られています。ポテトサラダに合わせる場合は、混ぜ込んでも、上にトッピングしても美味しく食べられますよ。ただ、コンビーフの味がしっかりしているので、全体の味が濃くなりすぎないようにポテトサラダの味付けには気をつけましょう。

じゃがいもとの相性を考えると、コロッケやグラタンなどもおすすめです。お肉をじゃがいもと別に加熱する手間もかからないので、時短レシピとしても有能ですし、食べる人も十分に満足できる料理になりますよ。

2.コンビーフと野菜のサンドイッチ

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コンビーフの食べ方で定番と言えばサンドイッチです。レタスやきゅうりなどのシャキシャキとした食感の野菜と合わせると、栄養バランスも良くなりますね。調味料をたくさん使わずに、薄味にすることでコンビーフの味を活かすことができますよ。

3.コンビーフシチュー

かたまりの牛肉を煮込む場合1、2時間かかってしまうところ、コンビーフを使えば時短で簡単にビーフシチューが作れます。コンビーフはすでに肉が柔らかく、ほぐされていることに加え旨味も凝縮しているので、市販のルーだけでビーフシチューを作るよりも美味しさがアップするんですよ。同様に、コンビーフを使ったカレーもコクや旨味が加わり、煮込む手間も省けるのでおすすめです。

4.コンビーフ丼

ごはんの上にコンビーフを軽く温めてほぐしたものと卵黄を乗せると、それだけで贅沢などんぶりが簡単に完成します。ただ、味が単調になってしまうので、ごま油や柚子胡椒、豆板醤などの調味料を足すと味のアクセントになるので、飽きることなく食べ進めることができますよ。

また、栄養がかたよりがちになってしまうので、おかずなどの副菜で野菜などを食べるようにしましょう。

5.キャベツのコンビーフ蒸し

鍋に、キャベツざく切りにしたキャベツとコンビーフ、水で溶かしたチキンコンソメを加えて煮ると、コンビーフから出る旨味や油分をキャベツが吸って、簡単にキャベツのコンビーフ蒸しが美味しく出来上がります。また、コンビーフとキャベツの組み合わせでご紹介すると、ひき肉で作るロールキャベツをコンビーフに代えることで、キャベツに火が入れば完成するので時短メニューとしてもおすすめです。

似た食材との違いは?

コンビーフには、名前の似た食材や使い方の似た食材があります。ここでは、どのような違いがあるのかや特徴についてわかりやすくご紹介しますので違いを理解しましょう。

\次のページで「コンミートとの違いは?」を解説!/

コンミートとの違いは?

コンミートは、牛以外の馬肉などが入ったコンビーフと同じ作り方をしている食品のことです。以前は、ニューコンビーフという名前で販売されていましたが、2006年の法律改正で牛肉100%の食品のみコンビーフという名称が使えるようになったため、牛以外の肉を使っている商品はコンミートと名称が変更されました。

ただ、牛肉以外に馬肉が使われていることが多く、ヘルシーであったりコンビーフより価格が安かったりといったメリットもあるんですよ。

コーンビーフハッシュとの違いは?

コーンビーフハッシュとは、コンビーフと茹でて細かく切ったジャガイモを合わせた食品です。アメリカでは缶詰や冷凍食品としても流通しているポピュラーな食品なんですよ。日本ではとくに沖縄県で普及しており、パウチなどの商品も製造されています。

スパムとの違いは?

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コンビーフは、一般的に塩漬けした牛肉を加熱してほぐし固めた食品です。いっぽうのスパムは、簡単に説明すると腸詰めしていないソーセージで肉の種類も牛肉ではなく、豚肉が使われているんですよ。どちらもパンにはさんだり、ほかの食材と合わせて使われるので間違われやすいですが、そもそもの肉の種類も製造工程も違うのです。

コンビーフの保存方法や注意点は?

コンビーフはもともと、保存食として作られて食品なので保存性が高いです。特に缶詰めの製品は、賞味期限が3年以上のものも珍しくありません。ここでは、コンビーフの保存方法や注意点などについて解説します。

\次のページで「開封後の保存方法は?」を解説!/

開封後の保存方法は?

コンビーフは開封後、風味や品質も劣化してしまうため早めに食べるのがおすすめです。しかし、食べきれない場合は冷蔵庫で3、4日は保存することが可能ですよ。すでに、加熱された肉のためすぐに痛むことはありませんが、冷蔵庫に入れておいても悪くなってしまうので注意が必要です。

また、冷凍保管も可能なので、もし使い切れない場合は使いやすいサイズにカットし、冷凍するようにしましょう。

腐ることはあるの?

コンビーフは保存性に優れた食品ですが、もちろん腐ることもあります。コンビーフが腐るとカビが生える、ぬめりがでる、酸っぱい臭いがすることも。よくある腐る原因としては、開封後に常温に放置してしまったり時間が経ってしまったことが考えられます。

また、開封前でも、暑い場所に保管していることで、缶詰めなどの容器の中で腐ってしまうこともあるので、涼しい冷暗所で保管するようにしましょう。

コンビーフを食べるときの注意点

コンビーフは、もともと塩分の強い食べ物です。そこに、ケチャップやマヨネーズなどの調味料をプラスすると、塩分の過剰摂取となってしまいます。塩分を取りすぎると高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の原因にもなりかねないので、食べすぎには注意が必要です。 

コンビーフの使い方を知ろう

コンビーフは、味もしっかりしておりほぐされて食べやすい食材なので、さまざまな料理にアレンジすることができます。保管性も高いので1、2缶保管しておくだけで、忙しいときに力を発揮してくれますよ。ぜひ、色々な料理にコンビーフを使ってみてくださいね。

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家庭科

コンビーフの美味しい食べ方は?似た食材との違いや保存方法もフードアナリストが簡単にわかりやすく解説

コンビーフはそのままでも食べることのできる缶詰めですが、そのまま食べる以外にもさまざまな料理に使うことができる食材なんです。コンビーフをうまく使えば時短にもなるし、メニューの幅も大きく広がるぞ。今回は、コンビーフの美味しい食べ方や似た食材との違い、保存方法についてもフードアナリストのコナパパと一緒に解説していきます。

ライター/コナパパ

フードアナリスト兼、現役のコック。さまざまな食材に対する知識がある。今回はさまざまな料理にも使うことのできるコンビーフについて解説していく。

コンビーフの美味しい食べ方5選

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コンビーフは、ざまざまな料理にアレンジできるだけでなく時短料理の食材としてもとても便利なんですよ。ここでは、コンビーフを使った定番料理から時短料理についてもご紹介します。

1.コンビーフポテトサラダ

コンビーフとじゃがいもの組み合わせは、相性も抜群なんですよ。実際に、コンビーフとじゃがいもを合わせたコンビーフハッシュという食品が売られています。ポテトサラダに合わせる場合は、混ぜ込んでも、上にトッピングしても美味しく食べられますよ。ただ、コンビーフの味がしっかりしているので、全体の味が濃くなりすぎないようにポテトサラダの味付けには気をつけましょう。

じゃがいもとの相性を考えると、コロッケやグラタンなどもおすすめです。お肉をじゃがいもと別に加熱する手間もかからないので、時短レシピとしても有能ですし、食べる人も十分に満足できる料理になりますよ。

2.コンビーフと野菜のサンドイッチ

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コンビーフの食べ方で定番と言えばサンドイッチです。レタスやきゅうりなどのシャキシャキとした食感の野菜と合わせると、栄養バランスも良くなりますね。調味料をたくさん使わずに、薄味にすることでコンビーフの味を活かすことができますよ。

3.コンビーフシチュー

かたまりの牛肉を煮込む場合1、2時間かかってしまうところ、コンビーフを使えば時短で簡単にビーフシチューが作れます。コンビーフはすでに肉が柔らかく、ほぐされていることに加え旨味も凝縮しているので、市販のルーだけでビーフシチューを作るよりも美味しさがアップするんですよ。同様に、コンビーフを使ったカレーもコクや旨味が加わり、煮込む手間も省けるのでおすすめです。

4.コンビーフ丼

ごはんの上にコンビーフを軽く温めてほぐしたものと卵黄を乗せると、それだけで贅沢などんぶりが簡単に完成します。ただ、味が単調になってしまうので、ごま油や柚子胡椒、豆板醤などの調味料を足すと味のアクセントになるので、飽きることなく食べ進めることができますよ。

また、栄養がかたよりがちになってしまうので、おかずなどの副菜で野菜などを食べるようにしましょう。

5.キャベツのコンビーフ蒸し

鍋に、キャベツざく切りにしたキャベツとコンビーフ、水で溶かしたチキンコンソメを加えて煮ると、コンビーフから出る旨味や油分をキャベツが吸って、簡単にキャベツのコンビーフ蒸しが美味しく出来上がります。また、コンビーフとキャベツの組み合わせでご紹介すると、ひき肉で作るロールキャベツをコンビーフに代えることで、キャベツに火が入れば完成するので時短メニューとしてもおすすめです。

似た食材との違いは?

コンビーフには、名前の似た食材や使い方の似た食材があります。ここでは、どのような違いがあるのかや特徴についてわかりやすくご紹介しますので違いを理解しましょう。

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