コンビーフはどんな食べ物?特徴や栄養・効能をフードアナリストが簡単にわかりやすく解説
コンビーフの栄養と効能3選
コンビーフは、牛肉が使われている食品なので、牛肉に似た栄養や効能があります。ここでは、コンビーフにはどんな栄養や効能があるのか詳しく解説していきますね。
1.鉄で貧血予防
鉄は、全身に酸素を運ぶ赤血球を作るのに欠かすことのできないミネラルです。そのほかにも、筋肉内に酸素を取り込む働きもあり、不足してしまうと酸素を上手く取り込めず、筋力低下や疲労を起こし貧血の原因にもなります。
体内に吸収しにくい栄養素ですが、ビタミンCを含む食材と一緒に摂ることで吸収率がアップするんですよ。コンビーフを食べる際は、ビタミンCを多く含んだ野菜やおかずと一緒に食べるのがおすすめです。
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2.疲労を回復させるタンパク質
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タンパク質のおもな働きは、筋肉を修復させることです。タンパク質が不足すると、筋肉の働きが弱まり内臓の働きも衰えて疲労しやすくなります。タンパク質はエネルギー源にもなりますが、すぐには使われることはなく体内の糖質や脂質が不足することで、タンパク質がエネルギーとして利用されるのです。
タンパク質はビタミンB6と一緒に摂ることで、タンパク質の体内への吸収力を高めてくれます。ビタミンB6はチーズやニンニクに多く含まれている栄養素なので、サンドイッチにコンビーフを挟む際は、一緒にチーズを挟んでみたり、じゃがいもと調理する際はにんにくを入れるとタンパク質を高めてくれますよ。
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3.成長を促すビタミンB2
ビタミンB2は、脂質をエネルギーに変える働きがあります。脂質が新しく細胞を作る際、手助けをする働きがあるので、皮膚や粘膜などの細胞の再生に役立つのです。子どもや胎児の成長を促進させる働きがあることから「成長ビタミン」とも呼ばれているんですよ。
自分にあったコンビーフを探そう
コンビーフのごく一般的なものは、賞味期限の長い缶詰めタイプですが、プラスチックの容器やパウチタイプなど使いやすい容器のものもあります。また、高級なものから健康志向なコンビーフまで売られているので、自分のニーズに合ったコンビーフを探してみましょう。