簡単でわかりやすい!米粉と小麦粉の違いとは?特徴やメリットも米粉愛用ライターが詳しく解説
ライター/ao
米粉で作ったピザの美味しさをきっかけに、小麦粉の代わりに米粉を愛用しているライター。うどん作りには苦戦中。
米粉と小麦粉の違いとは?
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容器に移し替えた後はラベリングをしておかないと見分けがつかなくなってしまうほど、見た目はそっくりな米粉と小麦粉。まずはこの2つの粉の違いについてみていきましょう。
違いその1.原料
米粉は、お米を細かく砕いて粉状にしたものです。国内生産されている米粉の多くは、うるち米ともち米を原料としています。日本での米粉の歴史は古く、奈良時代から米粉を使用してお団子や和菓子などが作られていました。
かつては粉の粒が大きく、パンや洋菓子を作るのには向いていませんでしたが、製粉技術の発達により、粒子の細かい米粉が作られるようになり、さまざまな用途で使用することができるようになったため、小麦粉の代替品として注目されています。
一方小麦粉は、小麦を粉砕して、外皮や胚芽などを取り除いたものです。原料にする小麦の種類や挽き方によって分類されています。紀元前3000年頃の古代エジプトではすでに無発酵のパンが食べられていたようです。日本へは中国から伝わり、弥生時代には小麦の栽培が始まっていたとされています。
違いその2.グルテン
小麦粉には、グルテンが含まれています。パンがふっくらとしていてやわらかいのは、グルテンによるものです。一方米粉にはグルテンは含まれていません。そのため、家庭で米粉を使用してパンを作ろうとすると、ふくらまなかったり、固く焼きあがってしまったりして失敗することがあります。
違いその3.食感
小麦粉を使用してお菓子やパン生地を作ると、ふんわりとした軽い食感になりますが、米粉で作ると、もちもちとして弾力があり、ずっしりとした重い食感になります。また米粉を揚げ物の衣に使うと、カラッと軽い仕上がりになるので、ぜひお試しください。
グルテンとは?
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グルテンが小麦粉だけに含まれているということがわかりましたが、いったいどんな物質なのでしょうか?ここではグルテンについて詳しくみていきましょう。
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