簡単でわかりやすい!ファイルの実際のサイズとディスク上のサイズの違いとは?ファイル管理の仕組みからプログラマーが詳しく解説
- 実は無駄が多い?ファイルのサイズの不思議な違い
- サイズ:ファイルそのものの大きさ
- ディスク上のサイズ:どうしても入る無駄も含んだ大きさ
- HDDやSDDはホテルのようなもの?客(ファイル)を入れる部屋がある
- この部屋は何人部屋?アロケーションユニットサイズとは
- 無駄が多いか少ないか?アロケーションユニットサイズで決まるディスク上のサイズ
- HDDやSDDによって様々?アロケーションユニットサイズはどうやって決まる
- 少しでも無駄を減らすために!アロケーションユニットとの付き合い方
- その1:小さいファイルがたくさんある場合は圧縮してまとめよう
- その2:どうしてもなんとかしたい場合はバックアップして再フォーマット
- その3:ディスクに空きがあるならば気にしない
- 実際のサイズとディスク上のサイズは両方重要、違いすぎる場合は工夫も必要
この記事の目次
ライター/woinary
某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。パソコンとも35年以上の付き合い。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさんです。
実は無駄が多い?ファイルのサイズの不思議な違い
image by iStockphoto
内蔵や外付けのHDD、SDDやUSBメモリなど、さまざまなデバイスでファイルを使います。そのファイルのプロパティを開くと、ただのサイズの他に「ディスク上のサイズ」という項目が。ほとんどの場合でただのサイズよりも大きな数字になっていますよね。
この「ディスク上のサイズ」とはなんでしょう。ざっくり言えば仕組み上無駄になっている分も含んだサイズです。その無駄とはなんでしょう。このサイズとディスク上のサイズの違いを解説します。
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サイズ:ファイルそのものの大きさ
何もついてない「サイズ」は、そのファイルの元々の大きさです。例えば「ABC」の3文字だけならば3バイトになると思います。これは簡単ですよね。普通気にするのはこちらの「サイズ」になります。
ディスク上のサイズ:どうしても入る無駄も含んだ大きさ
では「ディスク上のサイズ」とは。HDDやSDD、USBメモリやCD、DVDなども含めて「ディスク」と呼ばれます。そのディスクの中でそのファイルがどのくらいの大きさを使っていることになっているかを示すサイズです。わかりにくいですね。
後で詳しく説明しますが、ディスクではファイルを置いておくのにディスクの中を細かいブロックに分けています。1つのファイルは1つ以上のブロックに収めますが、1つのブロックに2つのファイルを入れることはできません。そのため、仕組み上無駄な部分ができてしまいます。その無駄になっている分も含んだサイズが「ディスク上のサイズ」です。この後、もう少し詳しく解説していきます。
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