雑学

3分で簡単にわかるDVD-Rのデータ用と録画用の違い!CD-Rとの違いや種類も元SEライターがわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。DVD-Rのデータ用と録画用の違いについて簡単に学んでいくぞ。保存用のDVDを買いに行ったとき、この2種類のどちらを買えばいいのか困ったことはないだろうか。また録画用のDVDをデータ用として使えるのか、その逆は可能なのか悩んだ人もいるかもしれないな。ここでは元SEだった城崎がわかりやすく説明してくれるぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/城崎ミト

文系でも基本情報技術者試験に合格。元SEで、現在は図書館スタッフとWebライターをダブルワーク中。

DVD-Rのデータ用と録画用の違いとは?

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DVD-Rにはデータ用と録画用の2種類があります。見た目に違いはないのに、録画用の方がわずかに値段が高いのです。この2つの違いはずばり「補償金」があるかどうか。1つずつ見ていきましょう。

そもそもDVD-Rって何?DVD-RWとの違いは?

そもそもDVD-Rとは何かというと、記録型DVDの規格の1つです。利用者は1回だけDVDにデータを書き込むことができます。記録した内容は消したり上書きすることができません。価格の安さや記録の改ざんを防ぎやすいことから配布用のメディアとしてよく使われています。

一方DVD-RWはどうでしょう。DVD-RWがDVD-Rと大きく異なるのは、データの書き換えや消去が可能な点です。RWはRewritable(書き換え可能)の略で、データのバックアップ用に何度も上書きするときや、自分で編集した動画や写真の保存によく使われます。

DVD-Rの録画用とは?

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ではDVD-Rの録画用とデータ用の話に入りましょう。この2つ、実は機能的な違いはほとんどありません。なぜ録画用の方が価格が高めかというと、「私的録画補償金」が含まれているから。私的録画補償金とは、テレビのデジタル放送を録画する時に発生する補償金です。この補償金が放送の著作権を持つ著作権者へ利益として分配されることで、自分で楽しむ範囲内であれば例外的に無許可で録画することが認められるようになりました。

それにともない録画用のDVD-Rは著作権保護技術の「CPRM」に対応しています。この技術に対応していないデータ用では、デジタル放送を録画できないようになっているのです。

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補償金を上乗せすることで、著作権者が損しないような仕組みになっているんだな。著作権はどの作品や商品にも与えられている権利だ。覚えておいて損はないぞ。

DVD-Rのデータ用とは?

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繰り返しになりますが、DVD-Rの録画用とデータ用に機能的な違いはありません。そのためデジタル放送を録画する以外の目的であればデータ用で問題なく使用することができます。例えばスマホやビデオカメラ等で撮影した動画であれば、CPRMのコピー制限がかかっていないため保存が可能です。

\次のページで「データ用と録画用、どっちがおすすめ?」を解説!/

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