
てんさい糖と似ている砂糖との違いは?選び方のポイントは2つ!管理栄養士が簡単にわかりやすく解説
2.きび砂糖と同じ原材料から作られる「黒糖」
黒糖もきび砂糖と同じくさとうきびから作られます。きび砂糖と違って絞り汁からごみなどを取り除くだけで、それを煮詰めて固めたものです。きび砂糖より独特な風味が感じられ、ミネラルも豊富となっています。

てんさい糖と同じように、さとうきびから作られる砂糖には上白糖やグラニュー糖もあるぞ。次は、茶色いけど実はブラウンシュガーではない三温糖と比べてみよう。
3.「三温糖」はブラウンシュガーではない!
三温糖は、精製された砂糖の分類の1つのことです。原料から結晶化したショ糖を取り出し、それを加工して白い砂糖を生成するときに分離した糖液にもショ糖が残っています。これをさらに煮詰めて三温糖が作られますが、煮詰める過程で茶色に色づいただけです。
成分としてもてんさい糖やきび砂糖と全く違いミネラルはほとんど含まれません。三温糖は香ばしさがあるので料理に使いやすいですが、上白糖とほとんど同じ砂糖と考えてよいでしょう。
こちらの記事もおすすめ

3分で分かる三温糖と上白糖の違い!製造工程の違い?カロリーや健康効果、風味の特徴や使い分け方など専業主婦歴10年の料理好きライターがわかりやすく解説 – Study-Z ドラゴン桜と学ぶWebマガジン
てんさい糖の代用品は?

image by iStockphoto
てんさい糖は上白糖に比べるとやや甘みが少なめですが、上白糖と置き換えて同じように使用できます。てんさい糖を他の砂糖で代用するなら、ショ糖を分離していない「含蜜糖」がおすすめです。含蜜糖には、てんさい糖・きび砂糖・黒糖・赤糖・和三盆・メープルシュガーなどがあります。
上白糖やグラニュー糖に比べる、含蜜糖のほうが値段が高めです。健康を考えるとてんさい糖が一番おすすめですが、てんさい糖よりもやや手ごろなきび砂糖を使うのもひとつの方法ですよ。

砂糖自体多く使用しすぎるのは健康に良くないので、含蜜糖を使用するとしても使いすぎないようにしないとな。あえて値段が高めのてんさい糖を購入することで、控えめに使うのも良さそうだ。
自分にぴったりのてんさい糖を選んで使おう!
てんさい糖の製造方法や選び方などが分かりました。製造方法が分かり、今までよく分からなかった見た目が似ているきび砂糖や三温糖と違いも知れたので、砂糖を選ぶときの参考にもなりそうですね。自分に合ったてんさい糖を選んで活用しみてほしいです。