簡単でわかりやすい!台湾料理と中華料理の違いとは?中国料理との違いやマナーも中国在住歴8年ライターが詳しく解説
八大菜系(八大中国料理)とは?
中国料理には数多くの地方料理がありますが、その中でも影響力があり、代表的なものとして知られているのが以下の8つです。
山東料理…濃厚な味わいとニンニクを多用した香りが特徴。
江蘇料理…上海料理は甘く濃厚な味つけが目立つ一方で、淮揚料理は素材の風味を生かしたあっさりした味付けが多い。
浙江料理…野菜や野草を使った料理が特徴。
安徽料理…味が濃く、比較的油を多く使い、とろみを付けてこってりした料理が多い。
福建料理…淡白または甘めの味付けが多い。スープやソースをかけた料理、煮込みなどが有名。
広東料理…あっさりした味付けが特徴。調味料としてオイスターソース、XO醤などが使われる。
湖南料理…「中国一辛い」と称される湖南料理。濃厚で油多め、こってりとした料理が多い。
四川料理…唐辛子や山椒、コショウを多用した辛い料理が多い。
日本の四大中華料理とは?
日本では、以下の4つに分類されるのが一般的です。
北京料理…北京を中心に華北地方一帯の北方系の郷土料理を指しています。麺類やマントウとよばれる蒸しまんじゅうなど、小麦で作られたものが主食として食べられてきました。北京ダックが有名ですね。
上海料理…魚介類を多く取り入れているのが特徴です。海産物だけでなく川や湖などで獲れる淡水魚や淡水生のカニが使われます。濃厚で甘辛い味つけが特徴です。
広東料理…「食在広州(食は広州にあり)」ということわざがあり、広東を中心とするエリアは沿海部で海産の魚介類が多く、高温多雨で米は多毛作、水陸ともに産物に恵まれています。素材の旨味を活かしたあっさりとしたシンプルな味つけが基本です。
四川料理…中国大陸の西方の内陸部である四川省と、その周辺地域で発達した郷土料理を指します。豆板醤や唐辛子、花椒などの香辛料をふんだんに使用した辛味や痺れの効いた味つけが特徴です。
\次のページで「びっくり!中国料理のマナー 」を解説!/