この記事では肋骨(ろっこつ)とあばら骨の違いについてみていきます。どちらも胸から脇腹までを覆う骨のことを示しているな。両者は同じ骨の名称でありますが、違いはずばり音読みか訓読みかということらしいのです。今回は「肋」の意味や肋骨の役割まで健康オタクライターyukoと一緒に解説していきます。

ライター/yuko

ヨガ歴7年、筋トレにはまりデッドリフトでダンベル100kgを持ち上げた過去をもつ。普段の事務仕事で凝り固まった身体と対話しながら、心地よく身体を使う方法・ほぐす方法を模索中の現役OLライター

肋骨とあばら骨の違いは読み方

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肋骨とあばら骨の違いは読み方にあります。簡単に説明すると肋骨は音読み、あばら骨は訓読みです。ここでは「肋」の意味や英語での言い方を解説して「肋骨」という言葉について理解を深めていきましょう。

音読みと訓読み

肋骨とあばら骨は同じ骨のことを示しています肋骨は音読み、あばら骨は訓読みで読んでいるだけなのです。音読みは中国から伝わってきた漢字の発音をもとにした読み方なので、聞いただけでは意味が分からない単語がほとんどですが、訓読みは漢字の意味を日本語で表しているので、聞いただけで単語の意味が分かるのが特徴ですね。

「肋」の意味は?

「肋」を辞書で引いてみると、

あばら【肋】
(荒(あばら)の意)「あばら骨」の略。

(出典:広辞苑)

とあります。続けて「荒(あばら)」で引いてみると、

\次のページで「肋骨は英語で何という?」を解説!/

あばら【荒】
①荒れはててすきまの多いさま。②「あばらや」の略。③「あばらすど」の略。

(出典:広辞苑)

とあります。ちなみに「あばらや」とは隙間が多く荒れはてた家のことを示している言葉で、「荒」は疎ら(まばら)の語源にもなっているんだそう。肋骨の形をみてみると左右対に骨があり、肋骨と肋骨の間にはすきまがありますね。確かにすきまの多いさまを表しているといえそうです。

肋骨は英語で何という?

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肋骨は英語ではribと訳されます。焼肉やBBQでおなじみのスペアリブと聞くと豚の骨付き肉をイメージしますが、この骨は肋骨のことをさしているんだそう。ちなみにスペアはspareと綴り、贅肉がなく痩せたという意味。つまりスペアリブは肉が少しついたあばら骨のこと。また、牛肉の高級部位リブロースとは牛のあばら部分のお肉のことをさしていますね。

肋骨はどこにあるの?

12対で24本、胸部内臓を覆うようについているのが人間の肋骨。肋骨は脊椎(せきつい)つまり背骨と、胸の前側ネクタイを締める位置にある骨、胸骨(きょうこつ)とともに心臓や肺などを保護する胸郭(きょうかく)を形成しています。

肋骨は大きくわけて真肋(しんろく)と仮肋(かろく)に分類可能。肋骨は上から第1肋骨~第12肋骨と呼ばれ、真肋は第1~7肋骨の7対をさし、肋軟骨(ろくなんこつ)を介して胸骨とつながっているんだそう。また仮肋は第8~12肋骨の5対をさし、第8~10肋骨は胸骨と直接つながる上部の肋軟骨から枝分かれた肋軟骨を介して間接的に胸骨と結合しているそう。また、第11~12肋骨は浮肋(ふろく)と呼ばれ肋骨の前方部は胸骨と結合せず浮いているような状態。この形状が胸郭に柔軟性を与えている要因だそうです。

真肋:第1から第7肋骨→肋軟骨→胸骨と結合
仮肋:第8から第12肋骨 
・第8から第10肋骨→第1肋骨から第7肋骨の直接胸骨と結合する肋軟骨から枝分かれした肋軟骨と結合→間接的に胸骨と結合
・第11から第12肋骨→前方部の胸骨とは結合しない

肋骨と胸骨は直接結合されているのではなく、肋軟骨を介して結合しています。この肋軟骨が胸郭の弾力性や可動性に大きく貢献しているのです。

\次のページで「肋骨の役割」を解説!/

肋骨の役割

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肋骨および胸郭の役割は大きく分けて2つあり、1つは前述したとおり心臓や肺などの内臓を保護すること、2つめは呼吸運動を補助することです。

肋骨と肋骨の隙間を肋間隙(ろくかんげき)といい、外内肋間筋(がいないろっかんきん)という筋肉がその間に張っています。呼吸は息を吸うときに外肋間筋が収縮し肋骨や胸骨が上に引っ張られ横隔膜も同時に収縮して下降するので胸郭全体が広がることになり、胸郭の内側にある肺も胸郭に引っ張られるようにして広がり、鼻や口から外気が肺へ流れてくるという仕組み。反対に息を吐くときは、内肋間筋が収縮し横隔膜が緩んで上昇し胸郭が狭くなるので胸郭内部にある肺は圧力をうけてしぼみ、空気を吐き出すことになるんだそう。

\次のページで「肋骨とあばら骨の使い分けは?」を解説!/

肋骨とあばら骨の使い分けは?

肋骨とあばら骨を普段から意識して使い分ける必要はありません。しかし、あえて使い分けるのであれば肋骨は医療や介護など専門分野で使われ、あばら骨は大衆的で一般人が使っているというようなイメージがあるようです。

肋骨とあばら骨は同じ骨!

肋骨とあばら骨は同じ骨のことをさしていて、肋骨には呼吸を補助する役割があることを学びました。呼吸は生きていく上で大切な身体機能。大きく息を吸って大きく息を吐くと気持ちがリフレッシュし、自律神経の安定やストレス解消へと導かれるといわれています。ぜひ日常的に肋骨を動かす意識で深呼吸することを試してみてください。気持ちがふっと軽くなるはず。心と身体の健康のために肋骨に意識を向けて生活してみるのも面白いかもしれないですね!

" /> 簡単でわかりやすい!肋骨とあばら骨の違いとは?どちらも同じ意味?肋骨の役割や使い分けも文系健康オタクライターが詳しく解説! – Study-Z
体の仕組み・器官生物言葉雑学

簡単でわかりやすい!肋骨とあばら骨の違いとは?どちらも同じ意味?肋骨の役割や使い分けも文系健康オタクライターが詳しく解説!

この記事では肋骨(ろっこつ)とあばら骨の違いについてみていきます。どちらも胸から脇腹までを覆う骨のことを示しているな。両者は同じ骨の名称でありますが、違いはずばり音読みか訓読みかということらしいのです。今回は「肋」の意味や肋骨の役割まで健康オタクライターyukoと一緒に解説していきます。

ライター/yuko

ヨガ歴7年、筋トレにはまりデッドリフトでダンベル100kgを持ち上げた過去をもつ。普段の事務仕事で凝り固まった身体と対話しながら、心地よく身体を使う方法・ほぐす方法を模索中の現役OLライター

肋骨とあばら骨の違いは読み方

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肋骨とあばら骨の違いは読み方にあります。簡単に説明すると肋骨は音読み、あばら骨は訓読みです。ここでは「肋」の意味や英語での言い方を解説して「肋骨」という言葉について理解を深めていきましょう。

音読みと訓読み

肋骨とあばら骨は同じ骨のことを示しています肋骨は音読み、あばら骨は訓読みで読んでいるだけなのです。音読みは中国から伝わってきた漢字の発音をもとにした読み方なので、聞いただけでは意味が分からない単語がほとんどですが、訓読みは漢字の意味を日本語で表しているので、聞いただけで単語の意味が分かるのが特徴ですね。

「肋」の意味は?

「肋」を辞書で引いてみると、

あばら【肋】
(荒(あばら)の意)「あばら骨」の略。

(出典:広辞苑)

とあります。続けて「荒(あばら)」で引いてみると、

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