この記事では生パスタとパスタの違いについてみていきます。パスタといえば、お手頃価格で手に入る上に気軽に作れる主食の一つ。広く親しまれている食材です。生パスタという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。しかし普通のパスタとの違いについて詳しく知っているでしょうか?今回はそんな生パスタとパスタの違いや作り方について、炭水化物大好きライターaoと一緒に解説していきます。

ライター/ao

パスタが大好きすぎて一食で400gを茹でて食べていたが、医者に炭水化物を減らすように言われ、泣く泣く200gで我慢しているライター。

そもそも生パスタ・パスタって?

image by iStockphoto

生パスタがどのようなものか知っていますか?パスタは茹でて食べるものですが、「生」ということは、茹でずにそのまま食べられるパスタということでしょうか?詳しくみていきましょう。

生パスタ:乾燥させていないパスタ

生パスタを決して生のままで食べてはいけません。生パスタの「生」は生で食べられるという意味ではなく、火を通したり、乾燥させていない、作りたてのやわらかい「生」の状態を指しているのです。家庭で食べる機会は少ないと思いますが、レストランで生パスタを味わったことのある人は多いのではないでしょうか。

パスタ:乾燥させたパスタ

一方パスタとは、生パスタの水分を蒸発させて乾燥した状態のパスタ(乾麺)です。生パスタとは異なり常温での長期保存が可能で、様々なメーカーから販売されており、スーパーで手軽に購入できます。

生パスタとパスタの違い

image by iStockphoto

生パスタとパスタの違いは、乾燥させているかどうかということがわかりました。違いはそれだけでしょうか?次はこの二つの違いをさらに詳しくみていきましょう。

\次のページで「違いその1.調理時間」を解説!/

違いその1.調理時間

生パスタは乾燥させていないので、2分~4分ほどの短時間で茹で上がりますが、パスタはメーカーによって異なりますが、7分~12分と、生パスタと比べると少し時間がかかります。

違いその2.味と食感

生パスタは水分量を多く含んでいるため、モチモチとした食感が特徴です。またパスタソースに絡みやすく、味に深みが出ます。乾燥する過程で香りが飛びがちなパスタと違い、小麦の旨みと風味をしっかり感じられるでしょう。

一方パスタはプリっとした歯切れのよさが特徴です。伸びにくく、芯が少し残ったかためのアルデンテの食感が出しやすくなります。生パスタに比べるとソースとの絡まりは弱いです。

違いその3.カロリー

茹でる前のカロリーは、生パスタは100g 約288kcalパスタが100g 約378kcalです。茹でた後のカロリーは、生パスタは100g 約125kcal、パスタは100g 約149kcalになるので、そこまで大きな違いでありませんが、生パスタの方が少しだけ低カロリーですね。

違いその4.賞味期限

生パスタの賞味期限は、冷蔵保存でおよそ10日間とされています。冷凍保存も可能です。一方パスタの賞味期限は製造から3年とされています。一度開封したものは密閉容器に入れ直射日光が当たらない冷暗所で保存しましょう。

パスタとスパゲッティの違いは?

パスタはイタリア語で「小麦粉を練って製造した食品の総称」で本場イタリアでは600種類以上もあるといわれています。スパゲッティはパスタのなかでも、小麦粉を練って棒状に細長くしたものです。

日本農林規格(JAS)の規格で、スパゲティは「パスタ類」ではなく「マカロニ類」に分類されており、1.2mm以上の太さの棒状または2.5mm未満の太さの管状に成型したものが「スパゲッティ」と定義されています。

パスタの歴史

子どもから大人まで幅広い世代に親しまれている身近な食材のパスタですが、いったいいつ頃から食べられるようになったのでしょうか?ここからはパスタの歴史についてみていきましょう。

パスタはいつ誕生した?

中国の小麦粉を練って煮て食べる「湯餅(たんぴん)」が現在の麺類のはじまりとされています。この「湯餅(たんぴん)」がマルコ・ポーロによってイタリアにもたらされたという説の他に、アラブ人が発明したという説古代ローマ起源説などさまざまな説があり、パスタの明確な起源というのは現在もはっきりしていないようです。

日本人とパスタ

日本で初めてパスタが作られたのは明治16年(1883年)頃と言われています。フランス人宣教師マリク・マリ・ド・ロ神父が、長崎県長崎市外海町にマカロニ工場を建設し、製造したのが最初のようです。

一般家庭で消費されるようになったのは昭和30年以降で、当時の国産パスタは、日本人の味覚や食感の好みに合わせて、複数の小麦粉をブレンドして作られていましたが、 昭和61年頃からデュラム・セモリナ100%の国産パスタが生産されるようになっていきました。

生パスタを気軽に食べたい!

image by iStockphoto

お店でおいしい生パスタを食べることができますが、もっちりとした食感と小麦の風味を家庭でも味わえたら嬉しいですよね。ここでは、家庭で楽しめる生パスタについて解説していきます。

生パスタを作ってみよう!

生パスタは意外と簡単に作ることができますよ。休日に挑戦してみましょう。

\次のページで「パスタを生パスタに変身させよう!」を解説!/

〈材料〉
・小麦粉(強力粉・薄力粉・ディラムセモリナ粉など) 100g
・オリーブオイル 小さじ1
・卵 1個
・塩 ひとつまみ

1.材料をすべて混ぜて、よく捏ねる
2.生地をまとめてラップでつつみ、15分以上寝かせる。
3.打ち粉をした台の上で生地を薄くのばし、包丁で7m幅に切る。
4.沸騰した湯に適量の塩を加えて1~2分ほど茹でる。
5.お好みのソースと絡めてできあがり

パスタを生パスタに変身させよう!

乾燥パスタをたっぷりの水に1時間以上漬けておき、やわらかくなったパスタを1~2分茹でると、もっちりとしたコシのある食感に大変身!本物の生パスタにはかないませんが、茹で時間が短くなるので、時短・ガス代節約といった嬉しいメリットもあります。

生パスタに合うソースは?

生パスタ作りに挑戦したら、ソースにもこだわりたいですよね。生パスタはソースがよく絡むので、トマトソース・ミートソース・クリーム系のソースなどと相性が良いです。市販のパスタソースもバリエーションが豊富ですから、お好みの一品を探してみるのも楽しいかもしれません。

好みに合わせてパスタを楽しもう

生パスタとパスタの違いについて解説してきました。製造方法だけでなく、保存方法や食感にも違いがあることがわかりましたね。もっちりとした食感とプリっとした食感、そしてソースとの組み合わせで楽しみ方は無限大に広がります。身近に手に入れられる材料で手作りも可能ですから、ぜひいろいろ試してみてくださいね。

" /> 簡単でわかりやすい!生パスタとパスタの違いとは?スパゲッティとの違いや生パスタの作り方も炭水化物大好きライターが詳しく解説 – Study-Z
雑学

簡単でわかりやすい!生パスタとパスタの違いとは?スパゲッティとの違いや生パスタの作り方も炭水化物大好きライターが詳しく解説

この記事では生パスタとパスタの違いについてみていきます。パスタといえば、お手頃価格で手に入る上に気軽に作れる主食の一つ。広く親しまれている食材です。生パスタという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。しかし普通のパスタとの違いについて詳しく知っているでしょうか?今回はそんな生パスタとパスタの違いや作り方について、炭水化物大好きライターaoと一緒に解説していきます。

ライター/ao

パスタが大好きすぎて一食で400gを茹でて食べていたが、医者に炭水化物を減らすように言われ、泣く泣く200gで我慢しているライター。

そもそも生パスタ・パスタって?

image by iStockphoto

生パスタがどのようなものか知っていますか?パスタは茹でて食べるものですが、「生」ということは、茹でずにそのまま食べられるパスタということでしょうか?詳しくみていきましょう。

生パスタ:乾燥させていないパスタ

生パスタを決して生のままで食べてはいけません。生パスタの「生」は生で食べられるという意味ではなく、火を通したり、乾燥させていない、作りたてのやわらかい「生」の状態を指しているのです。家庭で食べる機会は少ないと思いますが、レストランで生パスタを味わったことのある人は多いのではないでしょうか。

パスタ:乾燥させたパスタ

一方パスタとは、生パスタの水分を蒸発させて乾燥した状態のパスタ(乾麺)です。生パスタとは異なり常温での長期保存が可能で、様々なメーカーから販売されており、スーパーで手軽に購入できます。

生パスタとパスタの違い

image by iStockphoto

生パスタとパスタの違いは、乾燥させているかどうかということがわかりました。違いはそれだけでしょうか?次はこの二つの違いをさらに詳しくみていきましょう。

\次のページで「違いその1.調理時間」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: