3分でわかる!「暖かい」と「温かい」の違いとは?使い方や対義語も主婦ライターがわかりやすく解説
今回は「暖かい」と「温かい」の違いを、意味や使い方、対義語もあわせて確認しつつ、文学好きの主婦ライターえぬともと一緒に解説していきます。
ライター/えぬとも
文学好きな主婦ライター。大学時代は日本文学を専攻しつつ、日本語学や日本美術史など幅広く学ぶ。今回は、その知識を生かして、2つの言葉の違いをわかりやすく解説していく。
「暖かい」と「温かい」の違いは?
「暖かい」と「温かい」のように、異なる漢字で同じ訓があるものを「異字同訓(いしどうくん)」といいます。2つともほどよい温度を表すときによく使う言葉ですが、違いをざっくりいうと、「暖かい」は体全体で感じるあたたかさ、「温かい」は体の一部分や心で感じるあたたかさを表します。
厳密な使い分けは難しいこれらの言葉ですが、ポイントを押さえておくと簡単に使い分けできる場合も多いです。それでは、1つずつ詳しくみていきましょう!
「暖かい」の意味と使い方
image by iStockphoto
「暖かい」は、どのようなときに使うイメージがありますか?手紙を書くときの季節の挨拶として「春暖の候」という言葉があるように、ぽかぽかとあたたかい気候をイメージする方も多いかもしれません。意味と使い方を改めて確認してみましょう。
「暖かい」の意味
「暖かい」には、次のような意味があります。
1.寒すぎもせず、暑すぎもせず、程よい気温である。あったかい。
2.金銭が十分にある。
3.色感がやわらかく、冷たい感じがしない。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「あたたかい【暖かい】」
「暖かい」の使い方
「暖」という漢字には、もともと「日光であたためて緩ませる」という意味があります。そこから、気温や天気など体全体で感じるあたたかさを表すときに使われるようになりました。「懐(ふところ)が暖かい」のように、金銭的に余裕があることを表すときにもこちらの「暖かい」を使います。
また、色など視覚的にあたたかい印象を受けるものに対して使うことも。赤や黄色、オレンジなどあたたかみを感じる色のことを「暖色」と呼んだりもしますよね。
\次のページで「「温かい」の意味と使い方」を解説!/