
3分で簡単にわかる!誕生祭と生誕祭の違いとは?故人に使うってホント?聖誕祭との違いも元教員ライターがわかりやすく解説

ライター/ことは
元教員ライター。小・中・高の国語科教員免許をもつ。幼いころから好奇心旺盛で様々な本を読み、たくさんの言葉に触れてきた経験を生かし、今回は二つの言葉の違いを分かりやすく解説していく。
誕生祭と生誕祭の違いは?

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誕生祭も生誕祭も、どちらも昔からある言葉ですが、最近ではSNSを中心にさらに私たちの生活に定着しています。どちらも何かが「生まれること」をお祝いしていて、同じようによく見かける言葉ですが、実は何が違うのかあいまいな人も多いのではないでしょうか。
このふたつを分けるのは、一言で言えば「生まれたのが何か」です。「誕生祭」は人以外にも動物や会社などが生まれたことにも使われ、「生誕祭」は人にのみ使われます。それでは、さっそくふたつの意味の違いを見ていきましょう。
誕生祭の意味と使い方は?
まず、「誕生祭」から解説していきます。誕生祭は一般的に、今生きている人の誕生日をお祝いするものです。また、誕生祭は人物以外のもの、例えば組織や企業、動物やキャラクターなどが対象の場合も使うことがあります。これらの特徴を踏まえて、誕生祭の意味と使い方を見ていきましょう。
誕生祭の意味
誕生祭の意味を知るために、まず「誕生」の意味から確認していきましょう。
誕生(たんじょう)
1.人が生まれること。出生。生誕。
2.生まれて1回目の誕生日。
3.物事や状態が新しくできること。
出典:デジタル大辞泉
誕生祭とは「誕生をお祝いするお祭り」といえるので、「誕生」の意味から誕生祭の意味を見ていきましょう。誕生の1つめの意味から、人や動物が生まれることのお祝いであることがわかります。亡くなっている人にも使えますが、今現在生きている人や動物に対して使うのが一般的です。
また誕生の3つめの意味から、物事や状態が新しくできることをお祝いするという意味があることもわかります。例えば、「新政権の誕生」や「お似合いのカップルの誕生」という使い方をしますよね。ここから、組織や企業などに対しても誕生祭という言葉が使われるのです。
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誕生祭の使い方
誕生祭は、人や動物、組織や企業が生まれたことをお祝いするという意味があります。この観点から、誕生祭を使った例文をいくつか見ていきましょう。
・息子の誕生祭を企画する。
・この会社ができて30年の誕生祭を行った。
・SNSで行われたキャラクターの誕生祭がトレンド入りした。
生誕祭の意味と使い方は?

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次に、「生誕祭」について解説していきます。生誕祭とは一般的に、人がこの世に生まれてきたこと自体をお祝いしたり感謝したりすることです。人以外にも動物や組織に対しても使われる誕生祭と違って、生誕祭は基本的に人にのみ使われ、生きている人はもちろんすでに亡くなっている人に対しても使います。これらの特徴を踏まえて、生誕祭の意味と使い方を見ていきましょう。
生誕祭の意味
生誕祭の意味を知るために、「生誕」の意味から確認していきましょう。
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