
簡単でわかりやすい!メモリの低電圧と標準電圧の違いとは?互換性や混在についてもプログラマーが詳しく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。
ライター/woinary
某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。パソコンも35年以上の経験をもつ。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさんです。
メモリの低電圧と標準電圧、何が違うの?

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パソコンもメモリが無ければただの箱。多くの場合は最初からついているので意識することはありませんね。でもメモリが足りないなと思うことも。パソコンによってメモリを増やすことや交換することができるものもあります。その時注意が必要なのはパソコンによって使えるメモリが決まっているということ。
そのいくつかある規格の中でもDDR3というものには低電圧と標準電圧の2種類あります。この違いはざっくり言えば動作する電圧の違い。その電圧はパソコンによって決まるので、同じDDR3メモリを使うものでもどちらを使うか注意する必要があります。
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DDR3メモリの中でも最初に登場したのが標準電圧のもの。標準電圧は1.5Vになっています。元々は標準電圧しかありませんでした。後から低電圧が出てきたわけですね。
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