
3分で簡単にわかる!トランジスタとFETの違いとは?特性や用途も元ラジオ少年がわかりやすく解説


解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/2sc
理系の大学院に通うかたわら、ライターとして活動している。自動車など技術系の記事執筆を得意とする、生粋の科学青年。電子工作に欠かせない、「トランジスタ」についてわかりやすく解説していく。
トランジスタとFETの違いとは?

image by iStockphoto
トランジスタはその仕組みから、バイポーラトランジスタと電界効果トランジスタ(FET)の2種類に大別できます。一般に「トランジスタ」と呼ばれるのはバイポーラトランジスタ。電子工作にもよく用いられる部品です。一方でFETという部品は聞き慣れませんよね。以下、両者の特性を大まかに説明します。
どちらも信号を増幅するはたらきをもつ
どちらの部品も電力を加えることで、入力された信号を増幅するはたらきを持ちます。そのためオーディオアンプやラジオなどの自作で目にする機会も多いです。また加える電力を調節することで、増幅の効き目を弱めることも可能。増幅の効力がなくなると信号は遮断されます。この動作をスイッチングといい、信号の有無で0と1を表現するコンピュータには欠かせません。
こちらの記事もおすすめ
特性が変わると、強みも変わる
トランジスタは電流を加えることで入力信号の増幅を制御します。微弱な信号まで拾い上げて、大幅に増幅することが得意な部品です。一方FETは電圧を加えることで増幅の制御を行います。大きな信号以外拾わず増幅能力も弱いという点では、一般的なトランジスタのイメージとはほど遠い部品です。FETが得意とするのはスイッチング。デジタル回路で真価を発揮します。

トランジスタ・FETはともに「信号を増幅するはたらき」を持つ。だが増幅の特性が少し異なるんだ。増幅に特化しているのはトランジスタで、入力した信号を数十倍~数百倍に強めることができるぞ。一方、FETは増幅の程度を調節するはたらきが得意だな。
\次のページで「違い1:電極の名称」を解説!/