この記事では「do」と「does」の違いについてみていきます。どちらも一般動詞を学習したことがある人は聞いたことがあるでしょう。しかしいざ英語で会話しようと思うと、Do~?とDoes~?のどちらを使うべきか混乱しがちです。違いはずばり、主語のようです。今回はそんな「do」と「does」の違い、「did」との使い分けについても元英会話講師のライターきらりと一緒に解説していきます。

ライター/きらり

元英会話講師のフリーライター。大学では英語教育を専攻、個別指導塾での講師の経験もある。受験生を合格に導いた経験を活かして解説していく。

「do」と「does」の違いは主語にあった!

英語の動詞は、大きくbe動詞一般動詞に分けられます。一般動詞とは、be動詞以外の動詞のこと。「walk」「go」「eat」など、「〜する」といった動作や状態の品詞のことをいいます。一般動詞を使って現在の出来事について聞きたい時や否定したい時、「do」や「does」を使いましょう。使い分ける時は、主語に注意をしなければいけません。

今回は間違いやすい「do」と「does」の使い分けをしっかり定着させることで、英語で話す時や書く時に困らないよう対策ができます。では具体的にどのような主語の時に「do」と「does」を使うのかをみていきましょう。

「do」を使う時の主語:「I」と「You」と三人称複数

do」を使う時の主語は「I(私は・が)」と「You(あなたは・が)」、そして三人称複数です。主語が「I」と「You」、「We(私たちは・が)」「You(あなたたちは・が)」の時、「do」を使うので覚えておきましょう。

そして、三人称複数も「do」を使います。「三人称」という意味を辞書で調べたところ、以下のように記載されていました。

話し手(書き手)・聞き手(読み手)以外の人または事柄に関することを示すもの。

(出典:デジタル大辞典(小学館)「三人称」)

よって三人称複数とは、話し手と聞き手以外の複数人という意味です。例えば「they(彼らは・が)」「Jim and Jane(ジムとジェーンは・が)(複数人の名前)」などといったものが挙げられます。

Do you like cooking?-Yes, I do./No, I don’t.
(君は)料理をするのが好き?-はい。/いいえ。

Do they like music?
(彼らは)音楽が好きかな?

When do Jim and Jane go to school?
ジムとジェーンはいつ学校に行くの?

\次のページで「「does」を使う時の主語:三人称単数」を解説!/

「does」を使う時の主語:三人称単数

image by iStockphoto

does」を使う時の主語は、三人称単数です。単数というのは、1人や1つという意味。よって三人称単数というのは、話し手と聞き手以外の1人ということがわかりますね。三人称単数には「he(彼は・が」「she(彼女は・が)」「Tom(トムは・が)(人の名前)」「your~(あなたの〜は・が)」などといったものが挙げられます。

What time does he have breakfast?
彼は何時に朝食を食べるかな?

Does your sister stay home?
君の妹は家にいるのかな?

「did」はどう使う?

「do」と「does」によく似ている形に「did」があります。「did」は過去の出来事について話す時に使いますが、主語が違うとどうなるかをみていきましょう。

\次のページで「どんな主語にも「did」は使える」を解説!/

どんな主語にも「did」は使える

「do」や「does」と違い、「did」はどのような主語にも使うことができます。相手に過去のことについて質問したい時は、「did」を使うようにしましょう。

Did you meet her yesterday?
昨日彼女に会った?

Did he go abroad last year?
彼は去年外国に行ったのかな?

時制に気をつけよう

image by iStockphoto

「did」を使う時に気をつけなければいけないのが、「時制」という概念です。「時制」について参考書で調べてみると、以下のように記載されていました。

過去・現在・未来という時(Time)の概念の表し方は言語によって異なる。英語では動詞の語形を変化させることで、文法上の時間的区分を表す。

(出典:高橋潔,根岸雅史,〈六訂版〉基礎からの新総合英語,星野泰也)

以上のことから、英語では「時」によって表し方を変えなければいけません。そのため「do」や「does」は現在、「did」は過去のことを聞きたい際に使いましょう。

英会話に苦手意識がある方はミスを恐れ、会話の機会を逃すこともあるでしょう。もし海外の人に英語で聞いてみたい時は、心の中で(過去のことを知りたいから「did」から言い始めてみよう!)と、話す前に準備してみてください。英会話は積極的に質問することで自信が生まれ、段々と上達していきます。

「do」「does」「did」を使って、たくさん英語で質問してみましょう

英語を話す時は、主語と時制を意識してみよう

この記事では、「do」と「does」の違い、そして「did」との使い分けも紹介しました。

ポイントは2つ。1つ目は「do」と「does」を使い分ける際は、主語を強く意識すること。2つ目は時制に気を配り、「do」と「does」は現在、「did」は過去の出来事について話したい時に使うことです。

英語で質問する時は誰のことを聞きたいのかいつのことを聞きたいのかを注意してみてくださいね。

" /> 3分で簡単にわかる「do」と「does」の違い!「did」との使い分けも元英会話講師がわかりやすく解説 – Study-Z
雑学

3分で簡単にわかる「do」と「does」の違い!「did」との使い分けも元英会話講師がわかりやすく解説

この記事では「do」と「does」の違いについてみていきます。どちらも一般動詞を学習したことがある人は聞いたことがあるでしょう。しかしいざ英語で会話しようと思うと、Do~?とDoes~?のどちらを使うべきか混乱しがちです。違いはずばり、主語のようです。今回はそんな「do」と「does」の違い、「did」との使い分けについても元英会話講師のライターきらりと一緒に解説していきます。

ライター/きらり

元英会話講師のフリーライター。大学では英語教育を専攻、個別指導塾での講師の経験もある。受験生を合格に導いた経験を活かして解説していく。

「do」と「does」の違いは主語にあった!

英語の動詞は、大きくbe動詞一般動詞に分けられます。一般動詞とは、be動詞以外の動詞のこと。「walk」「go」「eat」など、「〜する」といった動作や状態の品詞のことをいいます。一般動詞を使って現在の出来事について聞きたい時や否定したい時、「do」や「does」を使いましょう。使い分ける時は、主語に注意をしなければいけません。

今回は間違いやすい「do」と「does」の使い分けをしっかり定着させることで、英語で話す時や書く時に困らないよう対策ができます。では具体的にどのような主語の時に「do」と「does」を使うのかをみていきましょう。

「do」を使う時の主語:「I」と「You」と三人称複数

do」を使う時の主語は「I(私は・が)」と「You(あなたは・が)」、そして三人称複数です。主語が「I」と「You」、「We(私たちは・が)」「You(あなたたちは・が)」の時、「do」を使うので覚えておきましょう。

そして、三人称複数も「do」を使います。「三人称」という意味を辞書で調べたところ、以下のように記載されていました。

話し手(書き手)・聞き手(読み手)以外の人または事柄に関することを示すもの。

(出典:デジタル大辞典(小学館)「三人称」)

よって三人称複数とは、話し手と聞き手以外の複数人という意味です。例えば「they(彼らは・が)」「Jim and Jane(ジムとジェーンは・が)(複数人の名前)」などといったものが挙げられます。

Do you like cooking?-Yes, I do./No, I don’t.
(君は)料理をするのが好き?-はい。/いいえ。

Do they like music?
(彼らは)音楽が好きかな?

When do Jim and Jane go to school?
ジムとジェーンはいつ学校に行くの?

\次のページで「「does」を使う時の主語:三人称単数」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: