雑学

3分で簡単にわかる!「又は」と「及び」の違いとは?意味や使い分け・「若しくは」「並びに」との違いもビジネス文書作成熟練者がわかりやすく解説!

よぉ、桜木建二だ。この記事では「又は」と「及び」の違いについてみていくぞ。2つとも法律の条文や契約書などでよく使われているのを見るな。どちらも言葉を並べて表現するときに使うことは同じだが、それぞれ持つ意味や使う場面が違うみたいだ。
今回は複数の言葉や条件などを提示する際に欠かせないこの2つを「若しくは」や「並びに」との違いも含めて、ビジネス文書作成の熟練ライター西風と一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/西風

企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届けします。

「又は」と「及び」の違いとは?

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この2つは何かしらの言葉や条件などを並べて表現するときに用いられ、法律の条文や契約書などでよく見かける表現です。法務としての業務であれば日常的に見かけると思います。しかし正確な違いがわからない、明確に使いわけられないという人も多いのではないでしょうか。

この2つの違いを理解することで文章の構造がわかりやすくなり、特に法律や契約書の文章を読むときに役立ちます。その違いについて、詳しく見ていきましょう。

「又は」は選択

「又は」は選択的接続詞と呼ばれ、「又は」で接続された言葉のどちらかを選択することです。英語で表現すると「or」が該当します。

「及び」は両方

「及び」は併合的接続詞と呼ばれ、「及び」で接続された言葉の全部を選択することです。英語で表現すると「and」が該当します。

「又は」の意味と使い方

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ここからは「又は」と「及び」の違いに着目しながら、その意味や使い方について詳しくみていきましょう。

「又は」の意味

「又は」を辞書で詳しく調べると、以下のような意味だとわかります。

似通った二つ以上の事柄のうち、どれか一つを選ぶときに用いる語。あるいは。もしくは。

出典:デジタル大辞泉

\次のページで「「又は」の使い方」を解説!/

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