この記事では「意見」と「感想」の違いについて見ていきます。どちらも物事に対して思ったことや自分の考えのイメージがありますが、明確な違いを説明できる人は少ないんじゃないか。違いはずばり、自分の考えや思ったことを他人に認めさせるかどうかの違いにあるようですが、調べてみると使い方・表現に明確な違いがあるみたいです。今回はそんな「意見」と「感想」の意味から、使い分け方、英語表記まで雑学好きライターのよっこいと一緒に解説していきます。

ライター/よっこい

飲食業、映像職、エンジニアを経てwebライターへ。さまざまな職を経験した観点から、雑学の知識を分かりやすく解説していく。

「意見」と「感想」はどう違う?

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「意見」と「感想」の違いについてご存知でしょうか?正しい意味や使い分け方を知らずに使っていませんか?この2つには明確な違いがあるようです。この違いが分かると表現の幅が広がるでしょう。では早速、「意見」と「感想」の違いについて解説していきます。

意見:考えや主張、指摘すること

「意見」は自分の考えや主張を表す場合、相手の間違いを指摘することを表す場合の2つの意味を持ちます。ものごとや出来事、問題に対して自分が考えたこと、思いついたことを「意見」というのです。またもう1つの意味として、自分の考えを述べて相手の間違いを指摘したり、正したりすることを持っています。「意見」という言葉には自分の考え、主張を相手に認めさせようとする意味を含んでいるのです。

感想:思ったことや感じたこと

「感想」は自分が思ったことや感じたことを表す意味を持ちます。あるものごとに対して、楽しかった、面白かった、つまらなかったなどのように自分で思うもの感じるものが、「感想」なのです。自分が思ったことを、誰かに認めさせよう、押し付けようといった強制する意味合いは持っていません。感想には良いも悪いもないのです。

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「意見」と「感想」の使い分け方

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「意見」と「感想」の違いが分かってきましたね。それでは具体的にどのような場面で使い、どのように使い分けるのか気になりますよね?具体例と共に、さらに「意見」と「感想」の違いについて理解を深めましょう。

意見:自分の考えを述べたり、人を説得したりする場合

「意見」は自分の考えを述べたり、人を説得したりする場合に使いましょう。仕事の会議や話し合いの場で、人を説得して自分の主張を伝える時に、「意見を述べる」「意見を伝える」などのように使います。また相手が間違っていると思った時に、相手を正すために、自分の考えを述べることを「意見する」と使うのです。「意見」は次の例文のように使うといいでしょう。

・会議で積極的に自分の意見を言う
・少数意見もきちんと尊重して決めましょう
・上司に意見するとは良い度胸だ

感想:自分の感じたことや思ったことを述べる場合

「感想」は自分の感じたことや思ったことを述べる場合に使いしょう。日常のふとしたことに自分が抱いた、面白い、楽しい、感動するといった感情が「感想」なのです。読んだ本が面白かった、昨日食べたランチが美味しかった、景色がキレイだったなどが「感想」といいます。「感想」は次の例文のように使うといいでしょう。

・友人と映画の感想を語り合って盛り上がった
・彼の読書感想文は独創的で面白い
・昨日行ったお店の感想を聞かせてほしい

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「意見」と「感想」の英語表記は?

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ここまで日本語での「意見」と「感想」の違いについて見てきましたが、英語表記にも違いはあるのでしょうか。実は英語には大きく6つの「意見」と「感想」を表す単語があります。うまく使い分けることで、微妙なニュアンスの差を伝えることができるでしょう。

意見:opinion、idea、advice

日本語の「意見」は英語の「opinion」「idea」「advice」で表現することができます。自分の考えや主張は「opinion」か「idea」にあたるのです。相手を正したり忠告したりするのは「advice」を使うといいでしょう。

感想:impression、sentiment、feedback

日本語の「感想」は英語の「impression」「sentiment」「feedback」で表現することができます。気持ちや感情を表すのは「impression」か「sentiment」です。少し意見よりではありますが、お堅い場面で感想を求める時は「feedback」を使うといいでしょう。

「意見」と「感想」を正しく使い分けよう

「意見」と「感想」の違いは、自分の考えや思ったことを他人に認めさせるかどうかです。自分の考えや主張、相手を正す場合は「意見」を使い、自分の思ったことや感じたことは「感想」を使いましょう。「意見」の主張が弱くなると「感想」になる、と覚えるのもいいですね。「意見」と「感想」を正しく使い分けて、表現の幅を広げていきましょう。

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雑学

3分で簡単に分かる「意見」と「感想」の違い!意味や使い分け・英語表記も雑学好きライターがわかりやすく解説

この記事では「意見」と「感想」の違いについて見ていきます。どちらも物事に対して思ったことや自分の考えのイメージがありますが、明確な違いを説明できる人は少ないんじゃないか。違いはずばり、自分の考えや思ったことを他人に認めさせるかどうかの違いにあるようですが、調べてみると使い方・表現に明確な違いがあるみたいです。今回はそんな「意見」と「感想」の意味から、使い分け方、英語表記まで雑学好きライターのよっこいと一緒に解説していきます。

ライター/よっこい

飲食業、映像職、エンジニアを経てwebライターへ。さまざまな職を経験した観点から、雑学の知識を分かりやすく解説していく。

「意見」と「感想」はどう違う?

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「意見」と「感想」の違いについてご存知でしょうか?正しい意味や使い分け方を知らずに使っていませんか?この2つには明確な違いがあるようです。この違いが分かると表現の幅が広がるでしょう。では早速、「意見」と「感想」の違いについて解説していきます。

意見:考えや主張、指摘すること

「意見」は自分の考えや主張を表す場合、相手の間違いを指摘することを表す場合の2つの意味を持ちます。ものごとや出来事、問題に対して自分が考えたこと、思いついたことを「意見」というのです。またもう1つの意味として、自分の考えを述べて相手の間違いを指摘したり、正したりすることを持っています。「意見」という言葉には自分の考え、主張を相手に認めさせようとする意味を含んでいるのです。

感想:思ったことや感じたこと

「感想」は自分が思ったことや感じたことを表す意味を持ちます。あるものごとに対して、楽しかった、面白かった、つまらなかったなどのように自分で思うもの感じるものが、「感想」なのです。自分が思ったことを、誰かに認めさせよう、押し付けようといった強制する意味合いは持っていません。感想には良いも悪いもないのです。

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