これからCD-R・CD-RW・DVD-R・DVD-WRの違いについて学んでいきます。さすがに多すぎて覚えられないって思うか?ですがそれぞれの特徴を知らないと、いざ使う時に困るかもしれませんね。そこで今回はCDとDVDの取り扱い経験のある元SEの城崎が順を追って解説していきます。

ライター/城崎ミト

文系でもSEに就職。入社した年度に基本情報技術者試験に合格する。現在は図書館スタッフとWebライターを兼業している。

そもそもCDとDVDの違いって何?

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CDとDVDといえば音楽や動画を見るための円盤というイメージが一般的でしょう。Webサービスで音楽や動画が利用できるようになってから見かける機会は減ったものの、まだ使用される場面は多々あります。ここではCDとDVDの違いについて見ていきましょう。

CD:音楽データを保存

CDとDVDの1番の違いは保存できる容量の大きさです。見た目は両方とも直径12cm、厚さ1.2mmとそっくりですが、CDの保存できる容量は650MBや700MBほどとなっています。700MBだと音楽80分ほどのデータを保存することが可能です。しかし一方で地上波で放送されるデータ形式「MPEG2」の動画はわずか11分ほどしか保存することができません。

このことからCDは音楽やテキストなど軽いデータを保存することに向いていると考えられます。

DVD:動画や大きなデータを保存

DVDの容量は4.7GBで、CDより7倍近く大きなデータを保存することができます。そのため動画を保存する時はDVDを使用することが一般的です。高画質な写真や大量の画像を保存する時もDVDを使用します。

CD-RとCD-RW、DVD-RとDVD-WRの違いとは?

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次は「R」と「RW」の違いについて見ていきましょう。目的によって正しいものを選ばないと「なんか上手くできないぞ」と混乱することになります。要チェックです。

\次のページで「「R」と「RW」の表記の違い」を解説!/

「R」と「RW」の表記の違い

「R」と「RW」は規格の種類です。「R」はRecordable、つまり記録ができるという意味になります。一方「RW」はRewritable、書き換え可能という意味。「R」と「RW」の違いは、記録したデータを書き換えできるかどうかです。

「R」はデータをCDやDVDの媒体に一度だけ書き込むことができます。書き込んだ後はデータを完全に消したり再度同じように書き込んだりすることができません。「RW」の方は名前の通り保存したデータの書き換えが可能です。回数は限られていますが、1000回以上書き込みや削除ができるようになっています。

CD-R、CD-RWって何?

CD-Rは表記の通り「一度だけデータを書き込むことができるCD」です。そしてCD-RWは「データを書き込んだ後も書き換え可能なCD」。CD-R、CD-RWの他にデータを読み取ることしかできない「CD-ROM」という規格もあります。ROMの正式名称は「Read Only Memory(読み出し専用メモリ)」で、販売されている楽曲のCDに使われていることが多いです。

DVD-R、DVD-WRって何?他にも種類がある?

DVD-R、DVD-WRも同じく「データを一度だけ書き込める」か、「何度でも書き込んで削除できるか」の違いとなります。

またDVDの規格はCDよりも多いです。CD-ROMと同じくデータ読み取り専用のDVD-ROM。そしてDVD-RAM、DVD+R、DVD+WRがあります。どれも異なる特徴があるため、気になる方はぜひ調べてみてください。

CDとDVDの見分け方とは?

冒頭で説明したとおり、CDとDVDは見た目がそっくりです。ここでは2つの見分け方についてご紹介します。

その1.見た目で見分ける

商品によってはディスクの表面に「CD-R」や「DVD-RW」と表記している場合があります。また裏側の中央付近に書かれていることも。もし表記がない場合はディスクを横から見てみましょう。CDは多くが板1枚であるのに対し、DVDは2枚の板が張りあわせてあります。そのためディスクを横から見た時に真ん中に境界線があればDVDの可能性が高いです。

\次のページで「その2.PC上で見分ける」を解説!/

その2.PC上で見分ける

はっきりと調べたいのであれば、PCに読み込むことが確実です。とりあえずPCのCD/DVDドライブにディスクを入れましょう。Macであれば外付けCDドライブを別に用意する必要があるため注意してください。

Windowsであればエクスプローラーの「デバイスとドライブ」から確認することができます。

Macの場合は自動的にアプリが開きますが、詳細を調べたい時はユーティリティの「ディスクユーティリティ」から確認しましょう。

CD-R・CD-RW・DVD-R・DVD-WRの使い分けは?

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最後にCD-R・CD-RW・DVD-R・DVD-WRそれぞれの使い分け方について説明します。あくまで参考ですので、自分で実際に使って確かめてみましょう。

1.音楽など軽いデータを人に渡すならCD-R

音楽やテキストなど軽いデータを保存して他者に渡す場合はCD-Rがおすすめ。CD-Rは低価格かつ互換性に優れています。

2.自分で編集したデータを後で変えたいならCD-RW

データを消して再度書き込む場合はCD-RWを使いましょう。自分が作った音楽やテキストのバックアップに使用できます。

3.写真や映画などの大きいデータを人に渡すならDVD-R

大きなデータを他者に渡す場合はDVD-Rを使いましょう。 DVD-RWよりも価格も安く、上書きができないので安心して使用できます。

4.バックアップ用など大きなデータ内容を定期的に変えたいならDVD-RW

パソコンのバックアップ用に使用したり、大量のデータを移動させたりする時は何度も書き込んで消せるDVD-RWがおすすめです。DVD-Rよりも保存性も高いため、データを保管するのにも役立ちます。

\次のページで「CDとDVD、RとRWで使い方は異なる!」を解説!/

CDとDVD、RとRWで使い方は異なる!

今回はCD-R・CD-RW・DVD-R・DVD-WRの違いや見分け方についてご紹介しました。4種類一気に説明しましたが、難しかったでしょうか?CDとDVDの違いは保存できる容量の大きさです。RとRWの違いはデータを書き換えできるかどうか。使用目的に応じて使い分けていきましょう。

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雑学

簡単でわかりやすい!CD-RとDVD-Rの違いとは?CD-RW・DVD-WRとの違いや見分け方も元SEのライターが詳しく解説!

これからCD-R・CD-RW・DVD-R・DVD-WRの違いについて学んでいきます。さすがに多すぎて覚えられないって思うか?ですがそれぞれの特徴を知らないと、いざ使う時に困るかもしれませんね。そこで今回はCDとDVDの取り扱い経験のある元SEの城崎が順を追って解説していきます。

ライター/城崎ミト

文系でもSEに就職。入社した年度に基本情報技術者試験に合格する。現在は図書館スタッフとWebライターを兼業している。

そもそもCDとDVDの違いって何?

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CDとDVDといえば音楽や動画を見るための円盤というイメージが一般的でしょう。Webサービスで音楽や動画が利用できるようになってから見かける機会は減ったものの、まだ使用される場面は多々あります。ここではCDとDVDの違いについて見ていきましょう。

CD:音楽データを保存

CDとDVDの1番の違いは保存できる容量の大きさです。見た目は両方とも直径12cm、厚さ1.2mmとそっくりですが、CDの保存できる容量は650MBや700MBほどとなっています。700MBだと音楽80分ほどのデータを保存することが可能です。しかし一方で地上波で放送されるデータ形式「MPEG2」の動画はわずか11分ほどしか保存することができません。

このことからCDは音楽やテキストなど軽いデータを保存することに向いていると考えられます。

DVD:動画や大きなデータを保存

DVDの容量は4.7GBで、CDより7倍近く大きなデータを保存することができます。そのため動画を保存する時はDVDを使用することが一般的です。高画質な写真や大量の画像を保存する時もDVDを使用します。

CD-RとCD-RW、DVD-RとDVD-WRの違いとは?

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次は「R」と「RW」の違いについて見ていきましょう。目的によって正しいものを選ばないと「なんか上手くできないぞ」と混乱することになります。要チェックです。

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