塩サバの栄養と効能とは?特徴や生サバとの違いも現役料理人が簡単にわかりやすく解説
塩サバの食中毒に気を付けよう
塩漬けにするとはいえ、サバにはヒスタミンやアニサキスによる食中毒のリスクがあります。ヒスタミンは一度生成されると加熱しても分解できないため、発生させないことが重要です。購入してから口に入るまで、徹底した低温保存を心がけましょう。
寄生虫アニサキスは魚の内臓に寄生し、魚が絶命すると身の内部へと移動します。有効な対策は70℃以上で加熱するか、-20℃で24時間以上冷凍すること。ただし、家庭用の冷凍庫は-18℃程度で頻繫に開け閉めがあるため、48時間冷凍をおすすめします。
栄養の摂り方を工夫しよう
調理法や副菜を工夫すると、効率よく塩サバの栄養を摂取できます。
・油で調理する
・皮ごと食べる
・緑黄色野菜をそえる
ビタミンD・Eは油脂に溶けやすい栄養素で、油と一緒に摂取すると吸収率がよくなります。塩サバの皮にはビタミンBが多く含まれ、脂質の代謝に効果的です。
とはいえ「毎回油を使うと摂取カロリーが増える」「魚の皮が苦手」という意見もあるでしょう。その場合は、緑黄色野菜と一緒に食べるのがおすすめです。抗酸化作用をもつ緑黄色野菜を組み合わせることで、酸化しやすいDHAとEPAを保護できます。無理をせずできる範囲で構わないので、続けることが大切です。
塩分に気を付け栄養豊富な塩サバを取り入れよう
塩サバの特徴や生サバとの違いがわかりましたね。塩漬けにして乾燥させただけですが、適度に水分が抜け旨みや栄養が凝縮されています。保存が効くため安価で手に入り、下処理の必要がない点がメリットです。デメリットは生サバと比べ、調理法が少ないこと。
青魚特有の不飽和脂肪酸が多く、タンパク質や鉄分も豊富です。水溶性ビタミンが脱水により失われるのが難点ですが、栄養価が高く優れた効能があります。塩分が多いため、食べ方には注意が必要です。塩サバの豊富な栄養を効率よく摂取し、健康的な食生活をおくりましょう。



