
味噌の種類は麹で決まる!好みの味噌の見つけ方や選び方など管理栄養士が簡単にわかりやすく解説
味噌の選び方

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続いて、味噌の選び方をみてみましょう。
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好みで味噌を選ぶ
甘くてさっぱりした味わいの味噌が好みなら米味噌で白味噌、甘くて深い味わいが好みなら米味噌の赤味噌、というようにまずは自分の好みで味噌を選ぶことがおすすめです。麦味噌や豆味噌は香りや味わいが特徴的なので、気分転換にもなるでしょう。迷ったときは、ポピュラーな米味噌をおすすめします。
煮込み料理にするなら豆味噌
豆の深い味わいが特徴的な豆味噌は、他の味噌に比べて香りや味が飛びにくいため煮込み料理におすすめです。風味がしっかりしているので、鍋や味噌煮にもぴったり。日常的に豆味噌を使う地域は少ないかと思いますが、使ったことのない方でも煮込み料理なら使いやすいですよ。
赤味噌は美容効果に期待?
味噌が赤くなる原因は、メイラード反応です。糖とアミノ酸が反応して起こり、メラノイジンが生成されます。この、メラノイジンは抗酸化作用があり、美容や健康に効果的です。風味の強めな赤味噌をおいしく味わえるなら、これを選んで健康効果を得るのも良いですね。
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市販の味噌はパッケージに注目
スーパーで味噌を選ぶときに注目してほしいのは、パッケージです。原材料に注目してみましょう。大豆・麹・塩だけで作られているのが、いわゆる無添加の味噌です。発酵が進み容器が膨らむのを防ぐ為にパッケージに穴が開けてあることがあります。これは生味噌の証拠です。生味噌は酵母や乳酸菌が生きていて、購入後も発酵が進みます。無添加でも穴が開いていない場合は、加熱処理してある可能性が高いです。酵母を一緒に摂取したいなら、パッケージに穴の開いている生味噌を選びましょう。
出汁が入っていることや発酵を止めるために酒精が入っていることもあるので、好みによって選んでください。
食品の原材料が書かれている順番は、使用量の多い物からになっています。味噌の原材料名の先頭に大豆が書かれていると辛口味噌で、米が先だと甘味噌です。パッケージに甘口・辛口など書いていない場合もありますし、どの程度の甘さなのかはっきりは分かりませんが、選ぶ際の参考にしてみてください。
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