3分でわかる「規程」と「規定」の違い!意味や使い方・「規則」との使いわけもビジネス文書熟練者がわかりやすく解説!
今回は公文書やルールが明示された文書などに欠かせないこの2つを「規則」との違いも含めて、ビジネス文書作成の熟練ライター西風と一緒に解説していきます。
ライター/西風
企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届けします。
「規程」と「規定」の違いとは?
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「規程」と「規定」のように、違う漢字で表現されていても同じ読み方がされるものを同訓異字と呼びます。この2つは「決まり」や「定め」といった、法令やルールを定めるときに使われるという意味においては同様です。しかし、正確な違いが分からない、明確に使いわけられないという人も多いのではないでしょうか。その違いについて、詳しくみていきましょう。
「規程」は全体
「規程」と「規定」を対比して考えた場合、「規程」が表すものは複数の条文がまとまったもの、つまりルール全体です。「規程」に含まれる”程”という漢字の意味を調べてみると「ある範囲を一定の長さ・分量で一区切りずつにしたもの」や「道のり」「道筋」と記載されているため、そこからもひとつひとつの条文ではなく全体を表しているとわかります。
「規定」は部分
一方、「規定」が表すものは個々の条文であり、ルールの部分的なものです。「規定」に含まれる”定”という漢字の意味を調べてみると「決まり」や「さだめ」と記載されているため、ひとつひとつの決まったことを表しているとわかります。
「規程」の意味
「規程」を辞書で詳しく調べると、以下のような意味だとわかります。
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