この記事では、メープルシロップの種類や旬、選び方について解説していきます。パンケーキにかけるとおいしいメープルシロップは、実は種類があるということを知っているでしょうか?種類によって、色や味に大きなちがいがあるんです。今回はそんなメープルシロップの種類についてくわしく見ていこう。また、メープルシロップの産地や旬、選び方についても、フリーランスの管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経て、フリーランスの管理栄養士兼Webライターへ。趣味はオーガニックの食材で料理をつくること。食に関する知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

メープルシロップとは?

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パンケーキにかけて食べたり、お菓子づくりの材料に使われたりすることが多いメープルシロップ。食べたことはあっても、どういうシロップなのか、よく知らない人も多いのではないでしょうか?ここからは、メープルシロップの原料や産地、旬をくわしく見ていきましょう。

メープルシロップの原料

メープルシロップは、主にサトウカエデ(メープル)の樹液からつくられます。樹液はメープルウォーターと呼ばれていて、甘味があり、水のように透明でさらさらとしているそうです。メープルシロップはサトウカエデ以外のカエデからもつくられますが、サトウカエデを原料にしたメープルシロップは量や品質がよいと言われています。

メープルシロップの産地

メープルシロップの産地と言えば、カナダを思い浮かべる人が多いでしょう。カナダは世界最大のメープルシロップの生産国で、カナダ産のメープルシロップは、全世界で生産されるメープルシロップのおよそ8割を占めます。カナダ国内の中では、ケベック州が最大の生産地で、カナダ産のメープルシロップのおよそ9割がケベック州産のものだそうです。

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メープルシロップの旬

メープルシロップの旬(収穫時期)は2月~4月といわれています。冬の寒さに耐えたサトウカエデの樹木は、雪解けとともに、自然に樹液を出すそうです。このわずかな期間で原料のサトウカエデの樹液が収穫され、メープルシロップがつくられます。

国産のメープルシロップもあるの?

メープルシロップはカナダの特産品というイメージが強いですが、日本でも、埼玉県や北海道、山形県などでメープルシロップがつくられています。カナダ産のメープルシロップは主にサトウカエデの樹液でつくられていますが、日本産のメープルシロップはイタヤカエデの樹液を使うことが多いそうです。イタヤカエデの樹液でつくられたものは、くせが少なく、さっぱりとした甘さが特徴だそうですよ。

メープルシロップができるまで

ここでは、メープルシロップのくわしい製造過程を見ていきましょう。メープルシロップの原料になる樹液は、雪が溶ける春先に、木に穴をあけて採取されます。1本の木からおよそ40~80リットルの樹液が採れるそうです。採取された樹液は小屋(シュガーハウス)に集められ、糖度が66%になるまで高温で煮詰めていきます。ろ過により不純物を取りのぞき、ビンに詰めれば完成です。

メープルシロップの種類

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ここからは、メープルシロップの種類について解説していきます。メープルシロップは、光の透過率(光をどれだけ通すか)によって4つの種類に分類されていますよ。種類ごとの特徴をくわしく見ていきましょう。

1.上品で軽やかな「ゴールデン」

光の透過率75~100%のものはゴールデンと呼ばれています。ゴールデンは4種類の中で最も色が薄く、金色に近い色をしていますよ。樹液を採取して間もないころのもので、上品で軽やかな味が特徴です。繊細な味をいかして、そのまま料理にかけて食べるとおいしいそうですよ。

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2.流通量が多い「アンバー」

光の透過率50~174.9%のものは、アンバーと呼ばれていて、色は琥珀色をしています。アンバーはメープルシロップの定番で、4種類の中で最も流通量が多いそうです。すっきりとしたさわやかな甘味なので、普段使いにおすすめですよ。

3.豊かな風味の「ダーク」

光の透過率25~49.9%のものは、ダークと呼ばれています。アンバーよりも後に採取されたもので、色は濃い茶色をしていますよ。カラメル風味の濃厚な味が特徴で、いろいろな料理と相性がよいそうです。

4.濃厚でコクがある「ベリーダーク」

光の透過率0~29.9%のものは、ベリーダークと呼ばれていて、暗い琥珀色をしています。ベリーダークは4種類の中で最もコクがあり味に深みがあるので、肉や魚料理によく合いますよ。少量でも風味がつくので、パンやお菓子の生地に練りこんで使うのも適しているそうです。

メープルシロップの選び方

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ここからは、メープルシロップの選び方について見ていきましょう。メープルシロップには、原料が「カエデの樹液100%」のものと、他の添加物が加えられた「メープル風味」のものがありますよ。100%天然のメープルシロップの見分け方や、保存容器の種類についてもくわしく解説していきます。

100%天然のメープルシロップの見分け方

100%天然のメープルシロップを購入したい場合は、容器のラベルを確認しましょう。ラベルの名称欄に「メープルシロップ」、原材料欄に「カエデ樹液100%」という記載があれば、100%天然のメープルシロップです。

一方、添加物が入っているメープル風味のものは、名称欄に「ケーキシロップ」と記載されていたり、原材料欄に「糖類」や「香料」と記載されていたりすることがあります。メープル風味のものは、本物のメープルシロップより価格がお手頃ですが、メープルシロップの豊かな味を楽しみたい場合は、純度100%のものを選ぶとよいでしょう。

保存容器の種類

メープルシロップの容器には、ビン、缶、プラスチックの3種類があります。店頭で見かけることが多いのはビンタイプで、中身の色が確認できて見た目もおしゃれです。缶タイプは日本ではあまりなじみがありませんが、見た目がオシャレで、ギフトにぴったり。液だれもしにくいそうです。

プラスチックタイプは、大容量のものが多く、落としても割れる心配がないので安心ですよ。ご自身の用途に合あったものを選んでみてくださいね。

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種類ごとに色や味がちがうメープルシロップをいろいろ味わってみて

この記事では、メープルシロップの種類や旬、選び方について解説しました。メープルシロップは光の透過率によって、4つの種類に分けられ、それぞれ色や味が異なることを知っていただけたと思います。また、メープルシロップは100%天然のものと、メープル風味のものがあることもわかりましたね。メープルシロップを購入するときは、種類や選び方を参考にして、いろいろなメープルシロップを味わってみてください。

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家庭科

メープルシロップに種類があるの?旬や選び方もフリーランス管理栄養士が簡単にわかりやすく解説

この記事では、メープルシロップの種類や旬、選び方について解説していきます。パンケーキにかけるとおいしいメープルシロップは、実は種類があるということを知っているでしょうか?種類によって、色や味に大きなちがいがあるんです。今回はそんなメープルシロップの種類についてくわしく見ていこう。また、メープルシロップの産地や旬、選び方についても、フリーランスの管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経て、フリーランスの管理栄養士兼Webライターへ。趣味はオーガニックの食材で料理をつくること。食に関する知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

メープルシロップとは?

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パンケーキにかけて食べたり、お菓子づくりの材料に使われたりすることが多いメープルシロップ。食べたことはあっても、どういうシロップなのか、よく知らない人も多いのではないでしょうか?ここからは、メープルシロップの原料や産地、旬をくわしく見ていきましょう。

メープルシロップの原料

メープルシロップは、主にサトウカエデ(メープル)の樹液からつくられます。樹液はメープルウォーターと呼ばれていて、甘味があり、水のように透明でさらさらとしているそうです。メープルシロップはサトウカエデ以外のカエデからもつくられますが、サトウカエデを原料にしたメープルシロップは量や品質がよいと言われています。

メープルシロップの産地

メープルシロップの産地と言えば、カナダを思い浮かべる人が多いでしょう。カナダは世界最大のメープルシロップの生産国で、カナダ産のメープルシロップは、全世界で生産されるメープルシロップのおよそ8割を占めます。カナダ国内の中では、ケベック州が最大の生産地で、カナダ産のメープルシロップのおよそ9割がケベック州産のものだそうです。

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