この記事ではsayとtellの違いについてみていきます。どちらも英語には欠かせない言葉で、何かの情報やアイディアを相手に伝える時に使われる英単語です。日本語に訳すと、同じになってしまうが、両者の違いはずばり「何に注目しながら言うのか」にあるらしいぞ。
今回はそんな英語の基本的な言葉であるsayとtellの違いを、いくつか例文を挙げながら、雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

sayとtellとは?

アイディアや情報を誰かに伝える時に使われる「say」や「tell」。どちらも日本語に訳すと「言う」などになりますよね。中学英語からたびたび登場する基礎中の基礎の言葉です。そんなsayとtellにはどのような違いがあり、どのように使い分けられるのでしょうか。

sayとtellの違いとは?

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sayとtellは、どちらも「言う」や「話す」を意味する英単語です。何気なく使われる言葉ですが、皆さんはその違いはわかりますか?sayとtellの違いのポイントは、同じ「言う」や「話す」でも、何に注目しながら言うのかにあります。それでは、両者の具体的な違いをみていきましょう。

say:情報の内容に注目

say とは、「言葉を発する」というイメージがあります。口から発した言葉で、どういった内容を伝えるのかに注目しているのです。また、その情報が誰と共有されたのかについて言及する必要はありません。このことについては、後ほど例文で解説していきます。

tell:誰に情報を伝えるのかに注目

sayは、誰かが発した「内容」に注目した「話す」だったのでした。一方、tellは誰に対して情報を伝えたのかについて注目する「話す」です。そのため、sayと異なり、その情報が誰に共有したのかを言及しなければなりません。つまり、「主語tell 人~」のように、tellの直後に伝える人を表す言葉を置く必要があるのです。

\次のページで「sayとtellの例文とは?」を解説!/

sayとtellの例文とは?

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ここまで、sayとtellの絶妙な違いについて解説しました。ここから、sayとtellを使った例文をいくつかご紹介していきます。どちらも同じ日本語に訳されるので、少し紛らわしいですが、正しい使い方を身に付けていきましょう。

sayを使った例文

sayとは、口から発された内容に注目する時の「話す」なのでした。そんなsayはどのように使われるのか気になるところ。ドラマなどでもよく登場するフレーズを使いながら、sayについてさらに詳しく解説します。ご自身でもsayを使った例文を考えたり、実際に話してみたりしてくださいね。

例文1:She said that she likes coffee.
(訳:彼女はコーヒーが好きと言っていました。)

ここでは、saidが登場しています。「彼女はコーヒー好き」という情報にフォーカスしていることが分かりまね。また、この例文を見てわかるように、その情報が誰に伝えられたのかについては明らかになっていませんね。これも誰に伝えるのかに注目したtellとの違いの1つです。

例文2:What did you just say?
(訳:今なんて言ったの?)

この例文は、よく映画やドラマなどで登場しますよね。相手が発した言葉の内容が信じられない、衝撃的すぎる、聞き取れなかった時などに使われ、話し手は「内容」を確認したいことが伝わります。このように、sayは内容に焦点を当てていることがわかりますね。

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tellを使った例文

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tellとは、誰に対して情報を伝えたのかについて注目しながら「話す」のでした。基本的な言葉なので、正しい使い方を身に付けておきたいですよね。ここでは、日常的によく使われそうな例文を2つ挙げます。ぜひ、今後の英語学習に役立ててみてくださいね。

例文1:My boss told me to finish the work by 5 pm.
(訳:上司からは、午後5時までに仕事を終わらせるように言われました。)

この例文から、上司が「私」に対して午後5時までに仕事を終わらせるように伝えられたことがわかりますね。tellが使われていることから、ほかの誰でもなく、上司に名指しでお願いされたといった意味合いになるのです。ドラマなどで、こういったフレーズを耳にしたことはありませんか?

例文2:Susie told Jessie that she is getting married next month.
(訳:スージーはジェシーに、来月結婚することを話した。)

この例文から、SusieはJessieに対して結婚することを伝えたことがわかりますね。tellを使うことで、誰に対して伝えたのかに焦点を当てているので、必ずtellの後ろに人名など人を表す言葉を置くことを忘れないようにしましょう。

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sayとtellには絶妙な違いがある!

sayとtellの違いについて解説しました。sayとは、言葉を発するというイメージで、その「内容」に注目するのに対して、tellは誰に対して情報を伝えたのかについて注目するのでした。絶妙に違いがあるので、正しく使うことでより正確な情報を相手に伝えることができますよ。

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言葉雑学

sayとtellの違いとは?使い分けと例文も雑学好き現役大学院生がわかりやすく解説

この記事ではsayとtellの違いについてみていきます。どちらも英語には欠かせない言葉で、何かの情報やアイディアを相手に伝える時に使われる英単語です。日本語に訳すと、同じになってしまうが、両者の違いはずばり「何に注目しながら言うのか」にあるらしいぞ。
今回はそんな英語の基本的な言葉であるsayとtellの違いを、いくつか例文を挙げながら、雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

sayとtellとは?

アイディアや情報を誰かに伝える時に使われる「say」や「tell」。どちらも日本語に訳すと「言う」などになりますよね。中学英語からたびたび登場する基礎中の基礎の言葉です。そんなsayとtellにはどのような違いがあり、どのように使い分けられるのでしょうか。

sayとtellの違いとは?

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sayとtellは、どちらも「言う」や「話す」を意味する英単語です。何気なく使われる言葉ですが、皆さんはその違いはわかりますか?sayとtellの違いのポイントは、同じ「言う」や「話す」でも、何に注目しながら言うのかにあります。それでは、両者の具体的な違いをみていきましょう。

say:情報の内容に注目

say とは、「言葉を発する」というイメージがあります。口から発した言葉で、どういった内容を伝えるのかに注目しているのです。また、その情報が誰と共有されたのかについて言及する必要はありません。このことについては、後ほど例文で解説していきます。

tell:誰に情報を伝えるのかに注目

sayは、誰かが発した「内容」に注目した「話す」だったのでした。一方、tellは誰に対して情報を伝えたのかについて注目する「話す」です。そのため、sayと異なり、その情報が誰に共有したのかを言及しなければなりません。つまり、「主語tell 人~」のように、tellの直後に伝える人を表す言葉を置く必要があるのです。

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