言葉雑学

“due to”と“because of”の違いとは?意味や文頭に置くのかについても雑学好き現役大学院生がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では“due to”と“because of”の違いについてみていくぞ。どちらも何かの原因を表す時に使われる「~のせいで」や「~のため」という意味を持つ英語だ。中学や高校の英語で、習ったことがあるという人も多いのではないだろうか。そんな“due to”と“because of”にはどのような違いがあり、どのように使い分けると良いのだろうか。
今回はそんな“due to”と“because of”の違いについて、いくつか例文を挙げながら、雑学好き現役大学院ライターのききと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

“due to”と“because of”とは?

image by iStockphoto

「~のせいで」や「~のため」など、物事の原因を説明する時に使われる言葉である「due to」と「because of」。どちらも、英語を習っていると一度は見たことがあるでしょう。両者の意味は基本的には同じですが、どのように使い分けられるのでしょうか。

“due to”と“because of”の違いとは?

“due to”と“because of”は、どちらも「~のせいで」や「~のため」という意味を持ちます。意味は同じですが、実は文法的な使い方が全く異なるのです。これは、ネイティブの人でも誤った使い方をしている人も少なくはないそう。そんな、少しややこしい“due to”と“because of”の正しい使い方の違いについてみていきましょう。

due to:前に名詞を置く

“due to”とは、「~のせいで」という意味があるのでしたね。“because of”と比べて少し堅苦しいので、ビジネスなど正式な場面で使われることが多いです。そんな、“due to”を使った表現をしたい場合、“due to”の前に名詞を置く必要があります。つまり「名詞+be動詞+due to」という形になるのです。

具体的な使い方について、後ほど詳しくご紹介していきますね。

because of:前に動詞を置く

“because of”も“due to”と同様に「~のせいで」や「~のため」といった原因を説明する時に使われます。“due to”よりもカジュアルなので、より日常的に使われることが多いです。そんな“because of”は、前に動詞もしくは動詞句を置かなければなりません。つまり「動詞(動詞句)+because of」という形になります。

詳しい使い方はこの後、解説しますね。

\次のページで「“due to”と“because of”の例文とは?」を解説!/

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