

今回はそんなstudyとresearchの違いについて、いくつか例文を挙げながら、雑学好き現役大学院ライターのききと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/きき
植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。
studyとresearchとは?
研究に関する言葉と言えば、皆さんはどんな英単語を思い浮かべますか?多くの人は、「study」や「research」と答えるでしょう。どちらも、動詞と名詞として使われる言葉ですが、特に名詞の場合、絶妙なニュアンスの違いがあることを知っていましたか?今回はそんなstudyとresearchの意味合いの違いと使い分け方についてみていきましょう。
studyとresearchの違いとは?

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studyとresearchは、名詞としても動詞としても使うことができる英単語でした。動詞の場合、どちらも「研究する」と訳すことが可能です。studyの場合、この他に「勉強する」という意味があります。動詞のstudyとresearchには、このような違いがあるのです。
一方、名詞の場合、両者には絶妙なニュアンスの違いがあり、その違いは、研究範囲と研究目的の2つがポイントになります。
study:1つの研究プロジェクトや論文のこと
study とは、「勉強する」と「研究する」という2つの使い方ができます。名詞の場合、ある1つの研究プロジェクトや研究成果、著作物や発表した文書のこと。studyの元々の意味は、知識を得るために努力するということ。努力して得られた結果が、研究成果や著作物などに相当するとイメージすると分かりやすいかもしれません。
このように、studyの名詞は、ある1つの研究プロジェクトや論文のことを指します。
research:革新的な発見をすることを目的とした研究のこと

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researchとは、動詞の場合「研究する」や「調査する」という意味。名詞の場合、「新たな発見を目的とした研究」のことを指すのです。さらに、ある研究分野の総和を表現したい場合にも、researchが使われます。例えば、chemical researchの場合、化学的研究の総和を意味することになるのです。
このように、researchの名詞は、革新的な発見をすることを目的とした研究で、ある研究分野の総和のことを指します。

研究機関や大学で行われる研究の多くは、新たな発見を目的とした研究だ。そのため、researchは研究機関で行われる研究に使われるぞ。
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