この記事ではiPhoneとiPod touchの違いについてみていきます。どちらもApple社が提供する端末として、人気を集めていますね。似た形状をした2つの端末ではありますが、外見から使える回線や機能までさまざまな違いがあるようです。今回はそんな2つの端末の違いをAppleのデバイスが大好きな会社員ライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員生活の傍ら執筆活動を続けるWEBライター。初めて触ったApple製品はiPod nanoで今もMacが大好きなApple信者。執筆活動を通して、日々わかりやすくて面白い表現を研究中。

iPhoneとiPod touchの大まかな違いは?

iPhoneとiPod touchでは、どのような違いがあるかをご存知でしょうか。詳細を解説する前に、本項では両者の違いをざっくりと比較していきましょう。

iPhone:スマートフォン

image by iStockphoto

iPhoneはスマートフォンの一種であり、初代モデルは2007年に発売されています。Apple創業者の故スティーブ・ジョブズが初代モデルを発表した際のコンセプトは、電話をかけられるiPodでした。その後様々な機能が追加され、現在ではGPSや非接触型の決済機能などもある世界的に人気のある端末です。

iPod touch:携帯音楽プレーヤー

image by iStockphoto

iPod touchはあくまでも音楽プレーヤーです。初代モデルの発表は2007年9月でiPhoneより少し遅れており、通話機能のないiPhoneという性格を持っています。

違いその1.見た目

iPhoneとiPod touchは見た目がよく似ていますが、部品の配置などにおいて様々な違いがみられます。本項ではそれぞれの端末における見た目の違いを、詳しく解説していきましょう。

iPhone:携帯電話に準ずる部品の配置

iPhoneの見た目は、携帯電話に準じたものです。具体的にはマイクやスピーカーが携帯電話と同じように配置され、SIMカードのホルダーもちろんあります。発売当初からタッチパネルが搭載されており、現行モデルの物理的なボタンは側面のもののみです。

\次のページで「iPod touch:スピーカーが1箇所でSIMカードのホルダーやマイクがない」を解説!/

iPod touch:スピーカーが1箇所でSIMカードのホルダーやマイクがない

iPod touchの見た目はスピーカーが1箇所で、SIMカードのホルダーやマイクがない端末です。そのためインターネットで通話をする場合は、マイクを別途用意する必要があります。iPhoneより使える機能が少ない分、端末の重量も比較的軽いでしょう。

違いその2.使える回線

iPhoneとiPod touchでは、使える回線が違います。本項ではそれぞれの端末で使える回線について比較し、それにともなう機能や対応方法も詳しく解説していきましょう。

iPhone:モバイル回線が使用可能

image by iStockphoto

iPhoneは回線契約に基づいて、モバイル回線が使える端末です。その上テザリングのアクセスポイントにもなり、出先でパソコンやタブレットなどを使う場合はiPhoneを介してのインターネット通信もできます。もちろんWI-FI接続もできるので、各アクセスポイントでログインするとインターネットを使うのも簡単です。

iPod touch:WI-FIやUSB接続

image by iStockphoto

iPod touchではWI-FIやUSB接続を使うのが、インターネットに接続する方法です。あくまでも携帯音楽プレーヤーなのでモバイル回線は使えず、外出先でのインターネット接続はフリーWI-FIやテザリングといった手段を使うでしょう。

違いその3.契約関連

iPhoneとiPod touchは、契約関連の部分が違います。本項では両端末の契約について比較し、どのような状態で機能を十分に発揮できるかを解説していきましょう。ただしどちらの端末を使う場合でも、インターネット環境が整っていることが前提の話になる点にはご注意ください。

iPhone:回線契約をして機能を発揮する

iPhoneは各キャリアで回線契約をすることによって、十分に機能が使えます。契約して取得したSIMカードが挿入されることによって、モバイル回線や通話が使えるようになるのです。もちろんApp Storeでアプリを取得して使うにはApple IDを取得し、端末でサインインしておくことも求められます。

\次のページで「iPod touch:Apple IDでサインインして機能性を発揮」を解説!/

iPod touch:Apple IDでサインインして機能性を発揮

iPod touchは、Apple IDを取得してサインインすることによって機能性を発揮できます。Apple IDでサインイン後、音楽を取得する場合はiTunesを使い写真やスケジュールはクラウド保存が可能です。つまり各キャリアでの回線契約が不要で、月々の基本料金はかかりません。

違いその4.機能

ここまで確認した違いにともない、iPhoneとiPod touchは使える機能も少し異なっているものです。本項では両端末で使える機能について比較し、十分に活用する方法についても解説していきます。

iPhone:GPSや決済関連も含めて多機能

image by iStockphoto

iPhoneで使える機能は幅広く、GPS機能やApple Payという非接触型の決済機能も使用可能です。App Storeでダウンロード可能なアプリのほとんど全てが使え、電話番号を使った二段階認証の必要なアプリもiPhone一台でインストールを完結できます。

iPod touch:あくまでも携帯音楽プレーヤー

image by iStockphoto

iPod touchはあくまでも携帯音楽プレーヤーのため、端末単体で使えるアプリは制限があります。例えば各種SNSのように二段階認証を要するアプリは、手持ちのスマートフォンに送られるSMSを使って認証しなければなりません。GPSや非接触決済などが使えないため、iPod  touchでは十分な機能を発揮できないアプリもあります。

iPod touchは生産終了?

ここまでiPhoneとiPod touchの違いについてみてきましたが、iPod touchを最近見ないという方も多いのではないでしょうか。本項ではIPod touchの現状について詳しく解説していきましょう。

1.2022年5月をもってiPod touchは生産終了

iPod touchは2022年5月で生産終了が発表されています。理由は下記引用の通りiPhoneをはじめとする同社の端末が、iPod touchの機能をカバーできているためでしょう。生産終了はされているものの、現行モデルの在庫がある限りは販売が継続されるとも公式サイトで明言されています。

20年以上前に発表されて以来、iPodは音楽をどこにでも持ち運んで楽しむことが好きな世界中のユーザーを魅了してきました。今、自分の音楽ライブラリを世界中に持ち歩く体験は、iPhoneをはじめApple Watch、iPad、MacまでAppleの製品ライン全体に統合されており、Apple Musicによって9,000万曲以上の楽曲と3万以上のプレイリストにアクセスできます。

(出典:音楽は生き続けます - Apple (日本))

\次のページで「2.サポートは継続は継続中」を解説!/

2.サポートは継続は継続中

image by iStockphoto

iPod touchの生産終了は発表されているものの、現行モデルのサポートは現在も継続中です。もちろんAppleの公式サイトからもFAQなどが確認でき、修理にも対応しています。

3.業務用端末として使用されているケースもある

image by iStockphoto

iPod touchが日常生活で使われることが減りましたが、業務用端末として使われているケースもあります。例えば大型店舗で接客するスタッフが持っていたりレジの補助に使う端末としてなどです。ところがiPod touchの生産終了が発表された現在において、例示した場面への影響は少なくないでしょう。

iPhoneはスマートフォンでiPod touchはあくまでも音楽プレーヤー

ここまで述べた通りiPhoneはiPodの進化系にあたるスマートフォンであり、iPod touchはあくまでも音楽プレーヤーです。またiPod touchの機能は同社の他の端末がカバーできるため、2022年5月に生産終了が発表されています。紹介した公式サイトにもあるように、iPodの精神は形を変えて受け継がれているようですね。

" /> 簡単でわかりやすい!iPhoneとiPod touchの違いとは?iPod touchは生産終了?使える回線や機能も会社員ライターが詳しく解説 – Study-Z
雑学

簡単でわかりやすい!iPhoneとiPod touchの違いとは?iPod touchは生産終了?使える回線や機能も会社員ライターが詳しく解説

この記事ではiPhoneとiPod touchの違いについてみていきます。どちらもApple社が提供する端末として、人気を集めていますね。似た形状をした2つの端末ではありますが、外見から使える回線や機能までさまざまな違いがあるようです。今回はそんな2つの端末の違いをAppleのデバイスが大好きな会社員ライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

会社員生活の傍ら執筆活動を続けるWEBライター。初めて触ったApple製品はiPod nanoで今もMacが大好きなApple信者。執筆活動を通して、日々わかりやすくて面白い表現を研究中。

iPhoneとiPod touchの大まかな違いは?

iPhoneとiPod touchでは、どのような違いがあるかをご存知でしょうか。詳細を解説する前に、本項では両者の違いをざっくりと比較していきましょう。

iPhone:スマートフォン

image by iStockphoto

iPhoneはスマートフォンの一種であり、初代モデルは2007年に発売されています。Apple創業者の故スティーブ・ジョブズが初代モデルを発表した際のコンセプトは、電話をかけられるiPodでした。その後様々な機能が追加され、現在ではGPSや非接触型の決済機能などもある世界的に人気のある端末です。

iPod touch:携帯音楽プレーヤー

image by iStockphoto

iPod touchはあくまでも音楽プレーヤーです。初代モデルの発表は2007年9月でiPhoneより少し遅れており、通話機能のないiPhoneという性格を持っています。

違いその1.見た目

iPhoneとiPod touchは見た目がよく似ていますが、部品の配置などにおいて様々な違いがみられます。本項ではそれぞれの端末における見た目の違いを、詳しく解説していきましょう。

iPhone:携帯電話に準ずる部品の配置

iPhoneの見た目は、携帯電話に準じたものです。具体的にはマイクやスピーカーが携帯電話と同じように配置され、SIMカードのホルダーもちろんあります。発売当初からタッチパネルが搭載されており、現行モデルの物理的なボタンは側面のもののみです。

\次のページで「iPod touch:スピーカーが1箇所でSIMカードのホルダーやマイクがない」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share:
れおな=007