3分で分かる「意思」と「意志」の違い！意味や使い分け・英語表記も雑学好きライターが詳しくわかりやすく解説

ライター／よっこい

飲食業、映像職、エンジニアを経てwebライターへ。さまざまな職を経験した観点から、雑学の知識を分かりやすく解説していく。

「意思」と「意志」はどう違う？

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「意思」と「意志」の違いについてご存知でしょうか？正しい意味や使い分け方を知らずに使っていませんか？この2つには明確な違いがあるようです。この違いが分かると表現の幅が広がるでしょう。では早速、「意思」と「意志」の違いについて解説していきます。

意思：気持ちや思い

「意思」は気持ちや思いを表しています。頭の中で何かをしようとするはっきりとした考えや思考を示しているのです。また、ぼんやりとしたなんとなくの気持ちや思いも含むこともあります。思いや考えの強さ、目的意識の有無などは問わないので、一般的には「意思」が多く使われるでしょう。

意志：目的への強い意欲や決意

「意志」は目的への強い意欲や決意を表しています。「意思」と比べると、〜をしたい、〜をやり遂げたいのようにはっきりとした強い目的意識を示しているのです。積極的で心が目指している様子を表し、心理学や哲学で使われることが多いでしょう。

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「意思」と「意志」の使い分け方

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「意思」と「意志」の違いが分かってきましたね。それでは具体的にどのような場面で使い、どのように使い分けるのか気になりますよね？具体例と共に、さらに「意思」と「意志」の違いについて理解を深めましょう。

意思：思いに重きを置く

「意思」は思いに重きをおいている場合に使われます。心の中の気持ちを示し、法律用語として使われることが多いです。例えば、商品を購入する際には「意思確認」や「意思決定」、判断する能力を「意思能力」のように四字熟語で使うこともできます。次に示す例文で詳しく見てみましょう。

・本人の意思を尊重した選択をする。
・大学で勉強したいという意思表示をする。
・後輩とうまく意思疎通取れるか不安だ。
・患者の意思に合わせて治療の方向性を決める。
・自分の意思を示す。

意志：具体的な目標や意欲がある

「意志」は具体的な目標や意欲がある場合に使われます。他からの影響を受けない本人の自発的な気持ちや思いを示し、哲学や心理学、脳科学などの分野では「意志」が使われるのです。次に「意志」を用いた例文を示すので参考にしてみてください。

・臓器提供の意志を示す。
・絶対にこの試合に勝って優勝するという強い意志を感じる。
・伝統文化を守り、地方を盛り上げるのが我々の強い意志です。
・誰に何と言われようと、人気者になるという意志を貫き通す。
・意志が弱く、誘惑に負けてしまった。

「意思」と「意志」の英語表記は？

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ここまで日本語での「意思」と「意志」の違いについて見てきましたが、英語表記にも違いはあるのでしょうか。実は英語には大きく3つの「いし」を表す単語があります。うまく使い分けることで、微妙なニュアンスの差を伝えることができるでしょう。

意思：intention、mind

日本語の「意思」は英語の「intention」あるいは「mind」にあたります。「mind」はより心を示し、「intention」は努力や精神的緊張を表しているのです。例えば、自分の意思を曲げないことは「I can't change my mind」と表現できます。

意志：will

日本語の「意志」は英語の「will」にあたります。「will」は未来を表す用語として知られていますが、意志の意味も含んでいるのです。より積極的な強い気持ちを示しています。例えば、彼は鉄のような意志を持つは「he has a will of iron」と表現できますよ。

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「意思」と「意志」を正しく使い分けよう

「意思」と「意志」の違いは、はっきりとした目的意識があるかどうかです。「意思」は自分の中の考えや思考を示し、法律用語としても使われます。「意志」は目的への強い意欲や決意を示し、哲学や心理学でも使われているのです。「意思」の方が万能なので、迷ったら「意思」を使うといいでしょう。「意思」と「意志」を正しく使い分けて、表現の幅を広げていきましょう。