この記事ではbelowとunderの違いについてみていきます。みんなは、「彼は木の下で休んでいる。」を英語に訳す時、belowとunderのどちらを選ぶでしょうか。「下」を表す英語はいくつかありますが、中でもbelowとunderはよく使われるよな。
今回は仕事や学校、日常生活などさまざまな場面で登場するbelowとunderのそれぞれの意味と使い方の違いについて、雑学好き現役大学院ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

belowとunderとは?

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何かの下を表す英語の言葉と言えば、「below」や「under」を思い浮かべる人が多いでしょう。日本語では似たような意味になりますが、実は、細かいニュアンスの違いがあるのです。両者の違いを一言では説明できませんが、ネイティブの感覚やイメージをつかむことができれば、使い分けられるようになるかもしれません。

belowとunderの違いとは?

belowとunderは、どちらも「下」を表す英単語ですよね。英語を学習していると、必ずと言っていいほど目にします。どちらも同じ日本語に訳すことができますが、どのような違いがあるのでしょうか。実は、同じ「下」を表しているといっても、少しイメージが異なる「下」なのです。このことを踏まえて、具体的に両者の違いについてみていきましょう。

below:ある場所や位置関係の下方のこと

below とは、ある場所や位置関係の下方という意味合いがあります温度計の目盛り(気温)や社会的地位、高さなど、縦や垂直なものをイメージしてみてください。縦の関係にある物(事)Aが物(事)Bの下方に位置する場合、belowが使われます。またこのとき、AとBは接触していないことがポイントです。

具体的な使い方については、後ほど解説していきますね。

under:覆っているものの下のこと

underは覆っているものの下にあるというイメージです。例えば、あるものが布や屋根で隠されていたり、何かに指導されたり、支配されたりする時などに使われます。どれも覆いかぶせているようなイメージですよね。また、belowと違って、2つの物が接触していることがポイントです。ここから、具体的な使い方についてみていきましょう。

\次のページで「belowとunderの例文とは?」を解説!/

belowとunderの例文とは?

ここまで、belowとunderのニュアンスの違いについて解説しました。ここから、belowとunderを使った例文をいくつかご紹介していきますね。単純な意味のようで、実は使い分ける必要がある単語なので、ぜひ頭にいれておいてくださいね。

belowを使った例文

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belowとは、ある場所や位置関係の下方という意味合いがあるのでした。そんなbelowはどのように使われるのでしょうか。上記で説明したbelowのイメージを思い出しながら、例文を読んでみてくださいね。さらに、ご自身でもさらに例文を探してみて、さらにbelowの正しい使い方の感覚を掴んでみましょう。

例文1:Temperatures were below normal all month.
(訳:気温は1か月を通して平年より低かった。)

ここでは、気温について話していますね。気温があるときの気温より低いことを表したい場合、belowを使います縦長の温度計をイメージすると分かりやすいかもしれません。ある気温とそれよりも低い気温は垂直の関係にありますよね。このような時、垂直や縦を意識したbelowを使うことを思い出してくださいね。

例文2:Please see below for further information.
(訳:詳しくは下記をご覧ください。)

この例文は会議や説明会などでよく使われるフレーズです。詳しいことが資料の下部に書かれている場合、このように英語で伝えると良いでしょう。本文の真下の位置に詳しい説明が書いてあるとイメージしてみてください。本文と詳しい説明は垂直関係にあることがわかります。そのため、資料の下部などを見てほしい場合、belowを使うようにしましょう。

\次のページで「underを使った例文」を解説!/

underを使った例文

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underとは、覆っているものの下という意味合いがあるのでした。ここでは、基本的な使い方と、支配下、さらに年齢に関する例文を1つずつ挙げていきます。どれも、日常会話で必ずと言っていいほど登場するので、ぜひ覚えておきましょう。

例文1:Your hair brush is under that blanket.
(訳:あなたのヘアブラシはそのブランケットの下にあります。)

この例文で登場するunderは基本的な使い方をしていますね。聞き手が探していたと思われるヘアブラシは、まさにブランケットで覆われている状態だと推測することが可能ですね。そのため、ここではunderを使うことがふさわしいことになります。

例文2:That restaurant is under new management.
(訳:あのレストランは新しい経営者の下にあります。)

underは、「支配の下」や「指導の下」などと表現されるのでしたね。この例文でも、レストランが新しい経営者によって経営(支配)されていることがわかりますね。underは覆われているというイメージを持てば、支配することも想像しやすくなるかもしれません。

\次のページで「belowとunderは似ているけどニュアンスが少し違う!」を解説!/

例文3:Children under age six are free.
(訳:6歳未満の子供は無料です。)

underは年齢を表す時にも使われます。この時、例文のようにunder age sixだと、「6歳未満」となり、5歳以下の子供たちが無料という意味に。もし「6歳以下」と表現したい場合、「Children six and under are free.」とすると、「6歳と6歳未満の子供」が対象となるので、6歳も含まれます。

belowとunderは似ているけどニュアンスが少し違う!

belowとunderの違いについて解説しました。belowとは、ある場所や位置関係の下方のことに対して、underは覆っているものの下というイメージなのでしたね。なかなか説明しづらい両者ですが、海外ドラマを観たり、英語圏に留学したり、さらに英検などの試験を受ける時には、必ず遭遇するでしょう。そのため、様々な例文を読みながらbelowとunderの違いのイメージを掴んでいってくださいね。

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言葉雑学

belowとunderの違いとは?未満と以下のどっち?雑学好き現役大学院生がわかりやすく解説

この記事ではbelowとunderの違いについてみていきます。みんなは、「彼は木の下で休んでいる。」を英語に訳す時、belowとunderのどちらを選ぶでしょうか。「下」を表す英語はいくつかありますが、中でもbelowとunderはよく使われるよな。
今回は仕事や学校、日常生活などさまざまな場面で登場するbelowとunderのそれぞれの意味と使い方の違いについて、雑学好き現役大学院ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

belowとunderとは?

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何かの下を表す英語の言葉と言えば、「below」や「under」を思い浮かべる人が多いでしょう。日本語では似たような意味になりますが、実は、細かいニュアンスの違いがあるのです。両者の違いを一言では説明できませんが、ネイティブの感覚やイメージをつかむことができれば、使い分けられるようになるかもしれません。

belowとunderの違いとは?

belowとunderは、どちらも「下」を表す英単語ですよね。英語を学習していると、必ずと言っていいほど目にします。どちらも同じ日本語に訳すことができますが、どのような違いがあるのでしょうか。実は、同じ「下」を表しているといっても、少しイメージが異なる「下」なのです。このことを踏まえて、具体的に両者の違いについてみていきましょう。

below:ある場所や位置関係の下方のこと

below とは、ある場所や位置関係の下方という意味合いがあります温度計の目盛り(気温)や社会的地位、高さなど、縦や垂直なものをイメージしてみてください。縦の関係にある物(事)Aが物(事)Bの下方に位置する場合、belowが使われます。またこのとき、AとBは接触していないことがポイントです。

具体的な使い方については、後ほど解説していきますね。

under:覆っているものの下のこと

underは覆っているものの下にあるというイメージです。例えば、あるものが布や屋根で隠されていたり、何かに指導されたり、支配されたりする時などに使われます。どれも覆いかぶせているようなイメージですよね。また、belowと違って、2つの物が接触していることがポイントです。ここから、具体的な使い方についてみていきましょう。

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