3分でわかる「頂く」と「戴く」の違い!意味や使い方・「いただく」との使いわけもビジネス文書熟練者がわかりやすく解説!
今回はていねいな文章に欠かせないこの2つを「いただく」との違いも含めて、ビジネス文書作成の熟練ライター西風と一緒に解説していきます。
ライター/西風
企業にて10年以上にわたりビジネスパーソンとの交流や企画書・論文作成を経験。現在は後進育成にも注力。文章のわかりやすさはもちろん、言葉の意味や使い方にもこだわり、わかりやすく正確な情報をお届け。
「頂く」と「戴く」の違いとは?
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「頂く」と「戴く」のように、違う漢字で表現されていても同じ読み方がされるものを同訓異字と呼びます。この2つは「頭にのせる」「高くささげる」「敬い仕える」の他に「もらう」や「食う」「飲む」の謙譲語としての意味を同様に持っています。しかし、その違いが分からない、使い分けられないという人も多いのではないでしょうか。その違いについて、詳しくみていきましょう。
「頂く」は常用漢字
「頂く」に含まれる“頂”という漢字は常用漢字です。常用漢字とは一般の社会生活で使用する目安として定められた漢字で、教科書や公文書には常用漢字が使われています。そのため、漢字を用いる場合は「頂く」を使うのが一般的です。
「戴く」は常用外漢字
一方、「戴く」に含まれる“戴”という漢字は常用外漢字です。常用外漢字は表外漢字とも呼ばれ、常用漢字ではない漢字全般を指します。つまり、一般的には使用されない漢字ということです。そのため、公文書には基本的に用いられることはありません。
「頂く」の意味
「頂く」を辞書で詳しく調べると、以下のような意味だとわかります。
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