3分で簡単にわかる!「年号」と「元号」の違いとは?元号の最初は「1年」?「元年」?元国語教員ライターがわかりやすく解説
ライター/ことは
元教員ライター。小・中・高の国語科教員免許をもつ。幼いころから好奇心旺盛で様々な本を読み、たくさんの言葉に触れてきた経験を生かし、今回は二つの言葉の違いを分かりやすく解説していく。
「年号」と「元号」の違いは?
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「年号」と「元号」は、よく似ていますが違う言葉なので、もともとはそれぞれ異なる意味を持っています。しかし、どちらも同じ「年」を表す言葉であるという共通点を持つため、この二つを混同して使ってしまっている人や、なんとなくで使い分けている人も多いのではないでしょうか。
端的に言うと、「年号」と「元号」の違いは、対象になる時間の範囲の違いです。「年号」はある特定の年を示す言葉として、「元号」は大きなまとまりとしての時代を示す言葉として使われます。それでは、さっそく詳しく二つの言葉について見ていきましょう。
「年号」の意味と使い方は?
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はじめに、「年号」について見ていきましょう。「年号」に使われている「年」という漢字には、1年、2年などと使われるように、時間の単位という意味があります。その「年」の漢字の持つ意味から、「年号」は一般的にある特定の年を指す言葉として使われるのです。
例えば、令和1年や2019年などのように、特定の一年を示すことができるのが「年号」ということですね。このことを踏まえて、意味や使い方について詳しくみていきましょう。
「年号」の意味
「年号」の意味は下記の通りです。
1.としにつける称号。元号
2.歴史上のとし。
出典:三省堂国語辞典 第七版
「年号」の使い方
年号は、具体的にある特定の年を示すという意味を持ちます。そのため、重要な書類を作成するときや、本の出版や会社の創立などが行われたときなどに年号を使うことが多いです。歴史的な事柄が起こるのもある特定の年なので、歴史の授業などでも聞くことが多いですね。これらのポイントを押さえた上での使い方を、いくつか紹介していきます。
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