椎茸の旬は年2回!種類やおいしいものを見分ける5つのポイントも管理栄養士が分かりやすくわかりやすく解説
今回は椎茸の歴史をおさえつつ、旬や選び方、種類などについて管理栄養士のミサキと一緒に解説していきます。
ライター/ミサキ
給食施設で働く現役管理栄養士。おいしい食事とおやつを食べることが生きがい。きのこの中で一番好きなのが、椎茸。歯ごたえあるところが好きで、そのまま焼いたり煮物に入っていたりする椎茸を好んで食べている。
椎茸の歴史
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椎茸はもともと中国で盛んに食べられていた食材で、中国への輸出をメインに江戸時代初期頃の約400年前に日本で栽培が始まりました。椎の木に生えるきのこだったため椎茸(しいたけ)と呼ばれています。
椎茸を日本でいつごろから食べていたのかはっきりしていません。昔は高級食材で庶民ではなかなか食べられない食材でしたが、品種改良が進み安定的に収穫できるようになっていきました。今では日本を代表するきのこの1つです。
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椎茸の旬は年2回
椎茸の旬は、春と秋の年2回です。春の椎茸は「春子(はるこ)」と呼ばれ、小ぶりですがうまみが詰まっていて歯応えよく肉厚なのが特徴となっています。秋の椎茸は「秋子(あきこ)」と呼ばれ、大きめに育ち香り高くいことが特徴で鍋物に使われることが多いです。
近年は旬以外にも収穫できる椎茸が多くあります。春子の後の夏前にとれるものを「藤子(ふじこ)」、冬にとれるものを「寒子(かんこ)」など、収穫される時期によって呼び方が変わるのが椎茸の特徴です。
干し椎茸の種類
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干し椎茸は、椎茸の品種としては同じで収穫時期と生育環境によって銘柄が決まります。「冬菇(どんこ)」「香信(こうしん)」「香菇(こうこ)」3種類です。
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