
3分で分かる炊飯器の普通炊きと早炊きの違い!時間や電気代・美味しく炊くコツも文学部卒ライターがわかりやすく解説
1.かかる時間:20~30分程度の差
普通炊きの場合、ご飯の容量やメーカーにもよりますがだいたい50~60分程度で炊きあがります。普通に鍋で炊く場合に、お米を研いでから最低でも30分吸水させ、加熱時間は約10~15分程、蒸らし時間を10分と考えると、炊飯器のほうが少し時間短縮かもしれません。
一方、早炊きの場合、最新の炊飯器では15分程と驚異的な速さで炊けるようです。平均的には20~30分程。早炊きで最も早く炊きたいというのであれば、規定の量の約半分以下の量で炊くと普通炊きの約半分の時間でできあがります。例えば、5.5合炊きの炊飯器なら2合くらいの量に調節して早炊きモードにすると良さそうですね。
2.電気代:あまり変わらない
電気代について、早くできることから早炊きのほうが節電対策になり、金額もかからないのではという印象がありますね。結論からいうと、普通炊きも早炊きもたいして変わりはないようです。メーカーによっては、短時間でご飯を炊くために急激に高温になるため、普通炊きよりも電気代がかかることもあるということ。ちなみに、炊飯器で最も電気がかかるのは保温にした時のようです。
もし、電気代がかからないようにするのであれば、省エネモードのついた炊飯器を選ぶとよいでしょう。もしくは、大量にご飯を炊いて小分けにして冷凍保存をし、食べるたびにレンジで温める方法をおすすめします。
普通炊きと早炊きのメリット

image by iStockphoto
普通炊きと早炊きについて、それぞれのメリットを見てみましょう。また、普通炊きにはあまり悪い点は見当たりませんが、早炊きの場合はデメリットもあるようですよ。
普通炊き:手間なく美味しく炊ける
普通炊きのメリットは、特に手をかけなくてもそのまま炊飯器任せで美味しく炊けるということに尽きます。ご飯を研いで、ご飯の量に合わせて線の通りに水加減をしておけば美味しいご飯が炊けますね。無洗米ならそのまま水を入れるだけですので、さらに手間がかかりません。
早炊き:時間がないときに便利
早炊きのメリットは時間がないときに、すぐにご飯が用意できることです。例えば、仕事で遅くなった時や、寝坊したときの朝ごはん、お弁当を作る必要がある時など。おかずを作っている間に短時間でご飯が用意できるのはとても便利です。育ち盛りの子供がいる世帯では、ご飯が足りなくなることもあるので、追加ですぐに炊けるのは助かるという声もあるようですね。
早炊きのデメリット
早炊きでは普通炊きに比べてできあがりに不満を持っている利用者もいます。普通炊きよりも工程が2つ省かれているのが原因になっているようですね。主なデメリットは以下の通り。
\次のページで「早炊きでも美味しいご飯にするコツ」を解説!/