この記事ではプルーンのおいしい食べ方や、切り方、保存方法について解説していきます。プルーンはドライフルーツとしてそのまま食べることが一般的かもしれない。しかし、プルーンは乳製品と組み合わせたり、お菓子の材料に使ったりと、実にさまざまな食べ方ができるフルーツなんです。今回はプルーンのおいしい食べ方の紹介に加えて、生のプルーンを食べやすく切る方法や保存方法についてもフリーランス管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経て、フリーランス管理栄養士兼Webライターへ。趣味はオーガニックの食材で料理をつくること。食に関する知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

プルーンとは?

image by iStockphoto

プルーンは西アジアのコーカサス地方が発祥のフルーツで、和名ではセイヨウスモモといいます。世界最大の産地はアメリカのカリフォルニア州です。プルーンは雨に弱いため、梅雨がある日本ではプルーンの栽培にあまり適していないそうですが、比較的雨が少ない長野県や北海道などでは、プルーンが栽培されています。

プルーンは栄養価が高い果物としても知られていますよ。プルーンと言えば、貧血を予防する鉄分が多いというイメージがあるかもしれませんね。プルーンは鉄分以外にも、アンチエイジング効果がある抗酸物質や、便秘予防効果がある食物繊維も豊富に含まれています。

プルーンの食べやすい切り方

ここでは、生のプルーンを食べやすく切る方法をご紹介します。生のプルーンには種があるので、切り方を知らないと、どうやって切ったらいいのか迷うかもしれません。種を上手に取りのぞく方法を下記にまとめたので、プルーンを切る時の参考にしてみてください。

<プルーンの切り方>
1.プルーンのへたを取りのぞく
2.皮はむかずに、種の周りに包丁でぐるりと切り込みを入れる
3.プルーンを両手で持ち、ひねるようにまわして半分にする
4.種が残っている方と残っていない方に分かれるので、残っている方の種を手で取りのぞく
5.皮が必要ない場合は、皮をむく(皮ごと食べることもできる)

\次のページで「プルーンのおいしい食べ方6選」を解説!/

プルーンのおいしい食べ方6選

image by iStockphoto

ここからは、プルーンのおいしい食べ方をご紹介します。プルーンはそのまま食べてもおいしいですが、ひと手間加えたり、お菓子の材料として使ったりすることもできますよ。ぜひ、いろいろなプルーンの食べ方を試してみてください。

1.ほどよい甘酸っぱさの「プルーンジャム」

生のプルーンが手に入ったら、手作りジャムをつくるのがおすすめです。その場合、皮はむかずに皮ごとジャムに使うときれいな紫色に仕上がります。プルーンと砂糖を小鍋で煮詰めて、仕上げにレモン汁を加えれば、甘みと、ほどよい酸味があるさわやかなジャムができあがりますよ。

2.栄養満点な「プルーンヨーグルト」

プルーンとヨーグルトの組み合わせもおすすめです。プルーン自体も栄養価が高い果物ですが、プルーンをヨーグルトと一緒に取り入れることで、さらに栄養価が高くなります。ヨーグルトは、骨を強くするカルシウムやおなかの調子をととのえる乳酸菌が豊富ですよ。生のプルーン、ドライプルーン、どちらもヨーグルトのトッピングによく合うので、ぜひお試しを。

3.やわらかくてジューシーな「プルーンの紅茶煮」

ドライプルーンを紅茶と一緒に煮ることで、プルーンがふっくらとしてジューシーな食感になり、とてもおしいです。小鍋で水と紅茶のティーパック(1~2袋)と一緒にプルーンを10分ほど煮込み、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、翌日にはおいしいプルーンの紅茶煮ができあがりますよ。やわらかいプルーンは、ヨーグルトやアイスクリームとも好相性です。

4.フルーティーな食感の「プルーンのパウンドケーキ」

ドライプルーンを食べやすい大きさに切って、パウンドケーキの生地と一緒に混ぜて焼くと、フルーティーな風味のパウンドケーキに仕上がります。プルーン以外にも、クリームチーズやナッツを生地に混ぜ込めば、豪華なパウンドケーキになるのでおすすめです。

\次のページで「5.フランス伝統菓子の「ファーブルトン」」を解説!/

5.フランス伝統菓子の「ファーブルトン」

プルーンを使った焼き菓子の「ファーブルトン」は、フランスのブルターニュ地方の伝統菓子です。フランス語でファーが「牛乳で煮込んだおかゆ」、ブルトンが「ブルターニュ地方」を表します。材料は、ドライプルーン、卵、小麦粉、砂糖、牛乳と、いたってシンプル。やわらかくてもちもちとした食感で、子どもから大人まで幅広い層に人気があるお菓子です。

6.ワイン煮よく合う「プルーンとチーズの生ハム巻き」

プルーンをクリームチーズで包み、その上からさらに生ハムで巻き、オリーブオイルをたらすと、ワインとよく合う一品に。おいしくて、見た目もおしゃれなおつまみが、簡単につくれますよ。パーティーメニューとしてもおすすめです。

プルーンの保存方法

image by iStockphoto

ここからは、生のプルーンの保存方法について解説していきます。プルーンのおいしさを長くキープするには、正しい保存方法を知ることが大切です。一緒にくわしく見ていきましょう。

固いプルーンの場合

プルーンはよく熟したものが食べごろなので、実が固い場合は追熟が必要です。その場合は、新聞紙でくるんだプルーンをポリ袋に入れて、温度変化の少ない冷暗所で保存します。冷蔵庫に入れる必要はなく、常温保存で大丈夫ですが、直射日光が当たる場所や多湿の場所に置くのは、傷みやすくなるので避けましょう。

完熟したプルーンの場合

皮に少しシワがあり、触ってみて弾力があるプルーンは完熟している証です。完熟したプルーンは、乾燥しないように保存袋などに入れて、冷蔵庫で保存します。完熟している場合は、あまり日持ちしないので早めに食べきりましょう。

\次のページで「長期保存には冷凍がおすすめ」を解説!/

長期保存には冷凍がおすすめ

プルーンは冷凍保存も可能です。冷凍する場合は、先ほど解説したプルーンの切り方で半分にカットして、種をと取りのぞき、ラップで包んで保存袋に入れて冷凍庫へ。こうすることで、およそ1か月間保存することができます。半解凍のまま食べると、シャーベットのような食感になり、とてもおいしいそうです。

ドライフルーツにして保存することも可能

生のプルーンを乾燥させてドライプルーンにすると、3か月ほど日持ちするそうです。プルーンを半分に切って種を取り、からからに乾燥するまで天日干しすると、自宅でもドライプルーンを作ることができますよ。ドライプルーンは密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。

いろいろな食べ方でプルーンのおいしさを味わってみて

この記事では、プルーンのおいしい食べ方や切り方、保存方法について解説しました。プルーンはそのまま食べるだけではなく、お菓子の材料に使ったり、おつまみに使ったりできることがわかりましたね。また、食べやすい切り方や長持ちさせる保存方法も知っていただけたと思います。ぜひ、毎日の食生活にプルーンをとり入れて、いろいろな食べ方でプルーンのおいしさを味わってみてくださいね。

" /> プルーンの簡単でおいしい食べ方は?食べやすい切り方や保存方法もフリーランス管理栄養士がわかりやすく解説 – Study-Z
家庭科

プルーンの簡単でおいしい食べ方は?食べやすい切り方や保存方法もフリーランス管理栄養士がわかりやすく解説

この記事ではプルーンのおいしい食べ方や、切り方、保存方法について解説していきます。プルーンはドライフルーツとしてそのまま食べることが一般的かもしれない。しかし、プルーンは乳製品と組み合わせたり、お菓子の材料に使ったりと、実にさまざまな食べ方ができるフルーツなんです。今回はプルーンのおいしい食べ方の紹介に加えて、生のプルーンを食べやすく切る方法や保存方法についてもフリーランス管理栄養士の宮本ゆかと一緒に解説していきます。

ライター/宮本ゆか

町役場とドラッグストアでの管理栄養士を経て、フリーランス管理栄養士兼Webライターへ。趣味はオーガニックの食材で料理をつくること。食に関する知識をいかし、わかりやすく解説していきます。

プルーンとは?

image by iStockphoto

プルーンは西アジアのコーカサス地方が発祥のフルーツで、和名ではセイヨウスモモといいます。世界最大の産地はアメリカのカリフォルニア州です。プルーンは雨に弱いため、梅雨がある日本ではプルーンの栽培にあまり適していないそうですが、比較的雨が少ない長野県や北海道などでは、プルーンが栽培されています。

プルーンは栄養価が高い果物としても知られていますよ。プルーンと言えば、貧血を予防する鉄分が多いというイメージがあるかもしれませんね。プルーンは鉄分以外にも、アンチエイジング効果がある抗酸物質や、便秘予防効果がある食物繊維も豊富に含まれています。

プルーンの食べやすい切り方

ここでは、生のプルーンを食べやすく切る方法をご紹介します。生のプルーンには種があるので、切り方を知らないと、どうやって切ったらいいのか迷うかもしれません。種を上手に取りのぞく方法を下記にまとめたので、プルーンを切る時の参考にしてみてください。

<プルーンの切り方>
1.プルーンのへたを取りのぞく
2.皮はむかずに、種の周りに包丁でぐるりと切り込みを入れる
3.プルーンを両手で持ち、ひねるようにまわして半分にする
4.種が残っている方と残っていない方に分かれるので、残っている方の種を手で取りのぞく
5.皮が必要ない場合は、皮をむく(皮ごと食べることもできる)

\次のページで「プルーンのおいしい食べ方6選」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: