この記事では「別添」と「別紙」の違いについて見ていきます。どちらも何かに対して補足のものを添えるイメージがありますが、明確な違いを説明できる人は少ないんじゃないか。違いはずばり添えるものが紙かどうかの違いにあるようですが、調べてみると使い方・表現に明確な違いがあるみたいです。今回はそんな「別添」と「別紙」の意味から、「添付」との違い、使い分け方、英語表記まで雑学好きライターのよっこいと一緒に解説していきます。

ライター/よっこい

飲食業、映像職、エンジニアを経てwebライターへ。さまざまな職を経験した観点から、雑学の知識を分かりやすく解説していく。

「別添」と「別紙」はどう違う?

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「別添」と「別紙」の違いについてご存知でしょうか?正しい意味や使い分け方を知らずに使っていませんか?この2つには明確な違いがあるようです。この違いが分かるとビジネスシーンでも役立つことでしょう。では早速、「別添」と「別紙」の違い、さらに「添付」についても解説していきます。

別添:メインのものに対して添えるものや行為

「別添」はメインのものに対して添えるものや行為を表します。メインの資料に対して補助的な役割を持つ資料を添える時など、ビジネスシーンで使われることが多い言葉です。添えるものは紙に限らず、電子ファイルをメールに加える際にも使えます。また、外部の参考資料や書類のコピー、引用等を論文などに付け加える場合に使われる言葉です。

別紙:メインに添えられた別の紙

「別紙」はメインに添えられた別の紙を表します。メインの書類に対して、補助的な役目を持つ書類を添える場面で使うことが多い言葉です。文字通り「ほかの紙」という意味も持ちます。別紙の場合は、自分で作成した資料などを添える際に使うことが可能です。

添付との違いは?

「添付」はメインのものに補足として添えるという意味を持ちます。「別添」と「別紙」との違いは、それぞれ外部資料か自作資料を指すのに対し、「添付」は補足する資料がどのようなものか限定しないのです。つまり、メインのものに関連さえしていればなんでもよく、どのような場合にも使えます。

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「別添」と「別紙」の使い分け方

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「別添」と「別紙」の明確な違いが分かってきましたね。それでは具体的にどのような場面で使い、どのように使い分けるのか気になりますよね?具体例と共に、さらに「別添」と「別紙」の違いについて理解を深めていきましょう。

別添:紙媒体以外にも使える

「別添」は紙媒体以外にも使うことができます。メールに資料を加える際に「別添します」や、外部資料をコピーして文書に添える際に「別添の資料」などのように使うのです。紙に限らず別にして添えるものを次の例文のように表現できます。

・メールにてお送りした別添資料をご覧ください。
・詳細は別添した説明書に記載がございます。
・別添資料を用意する。

別紙:紙媒体のみに使える

「別紙」は紙媒体のみに使うことができます。メインの書面に対して「別紙参照」、「別紙を加える」などのように使うのです。あくまで紙媒体に限定されており、かつ自作した資料を添えることを次の例文のように表現できます。

・詳しい方法は別紙に記載がございます。
・別紙をご参照のうえ、ご記入ください。
・メモしたものを別紙に書き写す。

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「別添」と「別紙」の英語表記は?

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ここまで日本語での「別添」と「別紙」の違いについて見てきましたが、英語表記にも違いはあるのでしょうか。実は英語には大きく4つ、添えることを表す表現があります。うまく使い分けることで、微妙なニュアンスの差を伝えることができるでしょう。

別添:attachment、appendix

日本語の「別添」は英語の「attachment」あるいは「appendix」にあたります。特に「attachment」は添付、付属という意味があり、メールに添付した資料に対しても使うことが可能です。例えば、「別添資料をご覧ください」は「Please see an attachment document.」と表現できます。

別紙:another paper、separate sheet

日本語の「別紙」は英語で「another paper」あるいは「separate sheet」と表現します。どちらの表現も紙に関連する単語が使われていることが分かりますね。例えば、「別紙をご参照ください」は「Please refer to the separate sheet」と表現できます。

「別添」と「別紙」を正しく使い分けよう

「別添」と「別紙」の違いは、添えるものが紙媒体かどうか、外部資料か自作資料かです。紙でも電子ファイルでも外部資料を添える場合は「別添」、紙媒体で自作した資料を添える場合は「別紙」を使いましょう。もし迷った場合は「添付」を使うのも一つの方法です。「別添」と「別紙」を正しく使い分けて、一歩上のビジネスマンを目指しましょう。

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雑学

3分で分かる「別添」と「別紙」の違い!「添付」との違いや使い分け・英語表記も雑学好きライターが分かりやすくわかりやすく解説

この記事では「別添」と「別紙」の違いについて見ていきます。どちらも何かに対して補足のものを添えるイメージがありますが、明確な違いを説明できる人は少ないんじゃないか。違いはずばり添えるものが紙かどうかの違いにあるようですが、調べてみると使い方・表現に明確な違いがあるみたいです。今回はそんな「別添」と「別紙」の意味から、「添付」との違い、使い分け方、英語表記まで雑学好きライターのよっこいと一緒に解説していきます。

ライター/よっこい

飲食業、映像職、エンジニアを経てwebライターへ。さまざまな職を経験した観点から、雑学の知識を分かりやすく解説していく。

「別添」と「別紙」はどう違う?

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「別添」と「別紙」の違いについてご存知でしょうか?正しい意味や使い分け方を知らずに使っていませんか?この2つには明確な違いがあるようです。この違いが分かるとビジネスシーンでも役立つことでしょう。では早速、「別添」と「別紙」の違い、さらに「添付」についても解説していきます。

別添:メインのものに対して添えるものや行為

「別添」はメインのものに対して添えるものや行為を表します。メインの資料に対して補助的な役割を持つ資料を添える時など、ビジネスシーンで使われることが多い言葉です。添えるものは紙に限らず、電子ファイルをメールに加える際にも使えます。また、外部の参考資料や書類のコピー、引用等を論文などに付け加える場合に使われる言葉です。

別紙:メインに添えられた別の紙

「別紙」はメインに添えられた別の紙を表します。メインの書類に対して、補助的な役目を持つ書類を添える場面で使うことが多い言葉です。文字通り「ほかの紙」という意味も持ちます。別紙の場合は、自分で作成した資料などを添える際に使うことが可能です。

添付との違いは?

「添付」はメインのものに補足として添えるという意味を持ちます。「別添」と「別紙」との違いは、それぞれ外部資料か自作資料を指すのに対し、「添付」は補足する資料がどのようなものか限定しないのです。つまり、メインのものに関連さえしていればなんでもよく、どのような場合にも使えます。

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