プロセスとスレッドの違いとは?仕組みや使い分け・タスクとの違いもプログラマーがスポーツに例えてわかりやすく解説
- プロセスやスレッドはコンピューターの中の作業の単位
- プロセス:スポーツで言えばチームメンバー
- スレッド:スポーツで言えば各メンバーの役割
- プロセスとスレッドの仕組みとメリット、デメリット
- プロセスはまとまった仕事の単位
- スレッドはある仕事の中の細々した作業
- 独立しているかどうか?プロセスとスレッドの違い
- 同じ?違う?タスクとプロセス、スレッド
- なぜスレッドが必要なの?スレッドの豆知識
- 同時に処理?並列処理とは
- どうやって確認する?タスクマネージャーとプロセス
- 同じだけど違う?CPUのスレッド数とプロセスのスレッド数
- アプリはチーム、プロセスはメンバー、スレッドは役割、協力して動く
この記事の目次
ライター/woinary
某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさんです。
プロセスやスレッドはコンピューターの中の作業の単位
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普段、パソコンやスマホを利用しているときに、どれくらいのアプリを立ち上げていますか。さらにブラウザの中でいくつもタブを開きますよね。このようにコンピューターでは同時にいくつものアプリやタブを開くことができます。このひとつひとつのことをタスクと呼び、同時に多くのタスクを使うことがマルチタスクです。最近はコンピューターに限らず、1人でいくつもの作業をこなすこともマルチタスクと言いますよね。
このようなタスクも、さらに細かい単位に分けることができます。ざっくり言えば、タスクはプロセスの集まりで、プロセスはスレッドの集まりです。人間が何か作業をする時も、それをさらに細かく分けて考えるのと同じ。ここではコンピューターのプロセスとスレッドについて解説します。
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プロセス:スポーツで言えばチームメンバー
まずはプロセスです。プロセスはスポーツで言えばひとつのチームのメンバー。野球なら9人、サッカーなら11人、控え選手も入れればもっと多くのメンバーが集まったものです。各メンバーはそれぞれ違う役割があります。しかし、チームは勝利に向かってメンバーが一丸となって勝利を目指しますよね。
コンピューターの中も同じです。アプリの中ではいくつかの役割分担があります。それがプロセス。中には個人競技のように1プロセスだけのものもありますが、多くのプロセスに分かれるものもあります。また、多くの人が利用するWebサービスなどは1つのプロセスが1人のユーザーの担当です。アプリの中ではチームのメンバーのように多くのプロセスが動いて、そのアプリの作業をこなします。
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