
3分でわかる!「現れる」と「表れる」の違い!「顕れる」との違いや使い方も主婦ライターが詳しくわかりやすく解説
先ほど彼女に会ったが、上機嫌であるのが言葉の節々に表れていた。
気持ちは隠そうとしても表情や態度に表れる。
その年は、至るところに不景気の影響が表れていた。
それまでの練習の成果が結果として表れる。
「表れる」は、抽象的なものが何か別のものを経由して表に出てくることを意味するときに多く使う表現です。感情に限らず、「ランキングに表れる」や「数字に表れる」など客観的な事実として表に出るときに幅広く使われます。

「現れる」は直接目に見えるもの、「表れる」は何かを通して間接的に見えるものに使うという特徴があるということだな。使い分けに迷ったときには、何を対象としているのかに注目してみよう!
どちらも使える場合も!

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「現れる」と「表れる」、どちらを使っても問題ないものもあります。例えば、「効果があらわれる」や「症状があらわれる」という場合。これらの場合は、それまでなかったものが目に見える形になるということも、内面的にあったものが表に出てくるということも、両方考えうるのでどちらを用いても間違いではないとされています。

「トレーニングの効果があらわれる」を例に挙げてみてみよう。効果は目に見えない抽象的なものなので「表れる」を使うのが一般的だ。しかし、トレーニングによって筋肉がついたなど、直接目で見てわかるような場合には「現れる」と表記しても問題ないぞ。2つの漢字を使い分けることで、状況がイメージしやすくなるよな。
「顕れる」との違いは?
「顕れる」には、次のような意味があります。
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