3分で分かるリポートとレポートの違い!元の英語や外来語の使い分けも文学部卒ライターが詳しくわかりやすく解説
ライター/海辺のつばくろ
英語の成績はかんばしくなかったが、細かな外来語の違いが気になった文学部卒ライター。
リポートとレポートの意味は?
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リポートは報道番組内の中継や新聞記事で使われることが多いです。中継映像で「〇〇記者からの現地リポートです」とアナウンサーが知らせたり、新聞の記事では「記者からのリポート」と取材した記事の報告がなされたりしますね。
しかし、普段リポートという言葉を使う機会はあるでしょうか。どちらかと言えば、ビジネスの場や学校などではレポートを使うことが多いのでは?職場の上司から「レポートを出してください」と書類を提出するように求められたり、学校では「見学したことをレポートにまとめて」と宿題が出されたりということも。
辞書を引くと、レポートのほうが本見出しに載せられ、リポートはレポートと同じといったように書かれていることも多いです。
・「レポート」の解説
〘名〙(report)【リポート】
1.(―する)調査や研究、実験の結果などを報告すること。また、その報告書。
また、討議資料とする文書。レポ。[外来語辞典(1914)]
2.特に、学術的な報告書。研究論文や学生が教師に提出する小論文など。
3.新聞、放送などで現地からの報告。ルポ。レポ
・「リポート」の解説
〘名〙→レポート
出典:コトバンク 精選版 日本国語大辞典
リポートとレポートの由来は?
リポートとレポートは外来語で、もともとの英語は”report”。報告一般や調査や研究の報告書類、報道などの意味を持った語です。リポートは、reportの英語の発音に近い読み方。一方でレポートはローマ字でのつづりに近い書き方で表されています。
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