3分でわかる!「尋ねる」と「訊ねる」の違い!「訪ねる」との違いや使い方も主婦ライターが詳しくわかりやすく解説
ライター/えぬとも
文学好きな主婦ライター。大学時代は日本文学を専攻しつつ、日本語学や日本美術史など幅広く学ぶ。今回は、その知識を生かして、2つの言葉の違いをわかりやすく解説していく。
「尋ねる」と「訊ねる」の違いは?
「尋ねる」と「訊ねる」のように、訓読みは同じでも漢字が異なるものを「同訓異字(どうくんいじ)」と呼びます。
この2つ、基本的には同じ意味で使い方もよく似ていますが、「訊ねる」の方が比較的強いニュアンスで使われます。実は、”訊”は常用漢字ではないため、「訊ねる」はあまり使わないという方も多いかもしれません。しかし、文章の中で出てきたときなど、「尋ねる」との違いを理解しておくと、より理解が深まるのではないでしょうか。それでは、1つずつ詳しくみていきましょう。
「尋ねる」の意味と使い方
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「尋ねる」は、日常でもよく使う言葉なので、どのように使うかイメージしやすいかもしれませんね。改めて、意味と使い方を確認していきましょう。
「尋ねる」の意味
「尋ねる」には、次のような意味があります。
1.所在のわからないものなどを探求する。追求する。
2.物事のおおもとなどを明らかにしようと調べたり考えたりする。
3.わからないことを人に聞く。質問する。問う。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「たずねる【尋ねる】」
「尋ねる」の使い方
「尋ねる」の”尋”は、もともと「わからない寸法をさぐる」という意味がある漢字です。そこから先に挙げた3つの意味で使われるようになりました。その中でも、「わからないことを人に聞く・質問する」という意味で使われることが多いです。「…(人)を尋ねる」という形で使う場合は、所在のわからない人を探しに行くときに使います。
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