ルバーブの正しい下処理方法は?美味しい食べ方や、ジャムの活用法・保存方法も果物大好きパティシエが詳しくわかりやすく解説
ライター/mei.m
15年近くウェディングケーキを作ってきたパティシエで、現在は2児のママ。フルーツが大好きで、味見と称して様々な果物を食べてきました。ルバーブは、クリームチーズと合わせてタルトが美味しい!
ルバーブの下処理
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まず知っておくのは、ルバーブが食べられるのは「葉柄の部分のみ」ということです。葉には毒性が含まれるので食べられません。付いていても切り落としましょう。
さて、ルバーブを美味しく食べるには、下処理がポイントです。ルバーブの場合、調理前に必要なのは、主に「皮むき」と「アク抜き」ですね。では、「皮の剥き方」と「アクの取り方」をそれぞれ詳しく解説していきましょう。
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1.皮の剥き方
ルバーブの皮は繊維質なので、調理の前に取り除きます。残っていると口当たりが悪くなってしまいますよ。まずは葉柄の両端を包丁で切り落として、皮は手で剥いていきます。セロリのスジを取る要領で、断面部分から葉柄の縦筋に沿って、引っ張るように剥きましょう。するすると剥けますよ。
また、ジャムなどの調理で、ルバーブをしっかり煮溶かす場合は、皮があっても加熱でほとんど分解されてしまうため、剥かなくても大丈夫です。アントシアニンなどの栄養成分は皮部分に含有量が多いため、健康効果を考えるなら、皮付きのまま調理するのがおすすめですよ。
2.アクの抜き方
「アク(灰汁)」とは食材のえぐみや酸味の成分のことです。きちんと取り除かないと、美味しく食べられません。
ルバーブのアク抜き方法は簡単。まず、皮を取り除いたルバーブを好みの大きさに包丁でカットしておきます。そして、水を張ったボウルを用意し、その中に30分~1時間ほど入れておきましょう。それで完了です。なお、ジャムを作る場合は加熱中にもアクが浮いてきます。そのままにしておくと、仕上がりの色味も悪くなるので丁寧に取り除きましょう。
ルバーブの色々な食べ方
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ルバーブの食べ方と言えば、お砂糖と共に甘く調理されることが一般的ですね。また、お砂糖と共に、色々な素材や調味料と合わせても、ルバーブの良さは引き立ちますよ。特に、流通の季節の重なるイチゴは、外国でもルバーブと一緒に使われることの多い食材です。他にも、シナモンやジンジャー、ワイン、レモン、乳製品など相性の良い素材はたくさん。好みやシーンに合わせて様々な組み合わせで楽しめます。
今回は、ジャムをはじめとしたデザートとしてのルバーブの食べ方はもちろん、簡単なアレンジや意外な調理法もご紹介しましょう。
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