国語言葉の意味

【慣用句】「暮らしを立てる」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「暮らしを立てる」について解説する。

端的に言えば暮らしを立てるの意味は「生活を維持する」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んだ。一緒に「暮らしを立てる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ハヤカワ

学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。

「暮らしを立てる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「暮らしを立てる」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「暮らしを立てる」は分類としては日本語の慣用句であるという点もおさえておきましょう。

「暮らしを立てる」の意味は?

「暮らしを立てる」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。

1.生活を維持する。生活を営む。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「暮を立てる」

「暮らしを立てる」は生活を維持する、生活を営むことを意味する慣用句です。収入を得て毎日の生活を維持していくこと、そうして生活を営むことを表しています。また古い書籍等では同様の意味で「暮らしを付ける」と書かれる場合もあるため、こちらの点についてもあわせて覚えておきましょう。

「暮らしを立てる」は書籍・新聞等の文章中を中心として使われている言葉です。現在は同じ状況で「生計を立てる」という表現が多く使われているため、こちらも注意して覚えておきましょう。この機会に「暮らしを立てる」の意味・用法を覚えておき、自身の語彙力を高めていきましょう。

「暮らしを立てる」の語源は?

次に「暮らしを立てる」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「暮らしを立てる」の語源は現在はっきりとはしていません。「暮らしを立てる」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。また語源とあわせて「暮らしを立てる」がいつ頃から使われだした言葉なのかという点についても確認しておきましょう。

1884年の怪談牡丹燈籠には「妾が手内職などをして、どうかこうか暮(クラシ)を付けて居ますが」としてこの言葉が登場しています。このことから「暮らしを立てる」は非常に古くから現在と同様の意味で使われていた言葉であることがわかりますね。こちらの点についても覚えておきましょう。

\次のページで「「暮らしを立てる」の使い方・例文」を解説!/

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