その2「糸口(いとぐち)」:きっかけ
「糸口」はきっかけ、手がかりを意味する言葉です。こちらも物事のきっかけに関する言葉となっており、「序でなし」と似た意味をもった類義語となっています。他に糸の端、墨壺の墨糸を引き出す部分を表す意味ももっているため、こちらの違いに注意して使い分けていきましょう。
その3「発端(ほったん)」:物事の始まり
「発端」は物事の始まり、糸口を意味している言葉です。こちらも物事のきっかけに関する言葉となっており、「序でなし」と似た意味をもった類義語となっています。他に、心の底・胸中の奥深い所を表す意味ももっているため、こちらの違いに注意して覚えておきましょう。
その4「足掛り(あしがかり)」:物事を始める場合のきっかけ
「足掛かり」は物事をする場合のきっかけ、糸口を意味する言葉です。こちらも物事のきっかけに関する言葉となっており、「序でなし」と似た意味をもった類義語となっています。こちらは他に、高いところを登る際の足場を表す意味もあるため、こちらの点に注意して覚えておきましょう。
その5「取っ掛り(とっかかり)」:物事を始める最初の手がかり
「取っ掛かり」は物事を始めること、物事を始める最初の手がかりを意味する言葉です。こちらも物事を始める手がかりに関する言葉となっており、「序でなし」と似た意味をもった類義語となっています。最初の手がかりを表し、最初を強調するニュアンスがあるため、こちらの点に注意して覚えておきましょう。
「序でなし」の対義語は?
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つづいて「序でなし」の対義語についても確認していきましょう。「序でなし」には明確に対義語とされている語はありません。しかしその意味から連想してみると次の単語が思い浮かびます。
「序で(ついで)」:そのことに利用できるよい機会
「序で」はそのことに利用できるよい機会を意味する言葉です。「序でなし」がその機会がないことを意味する言葉であったのに対し、こちらは利用できるよい機会があることを意味している言葉となっています。反対の意味を表す対義語として、こちらの表現についてもあわせて覚えておきましょう。
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