この記事ではサーバーとパソコンの違いについてみていきます。どちらもコンピュータの種類として知られていますね。それぞれ用途が違うため、もちろん性能も違うようです。今回はそんな2種類のコンピュータの違いを、パソコンが大好きなIT雑学ライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

一般企業に勤務する傍ら執筆活動を続けるwebライター。得意分野はITはもとより、言葉の意味をはじめとする雑学など多岐に及ぶ。趣味でIT関連の学習をしており、学んだ内容をもとに本記事を執筆していく。

サーバーとパソコンの大まかな違いは?

サーバーとパソコンは、用途の違いにともない求められる性能も違います。前者はデータの管理や提供に使うため、耐久性や安定性が必要です。後者は個人使用のもののため、ユーザーの用途に合った性能が求められます。

違いその1.使用目的

サーバーとパソコンはどちらもコンピュータの種類ですが、使用目的が違うものです。本項では両者の使用目的について、具体例を含めて解説していきます。

サーバー:情報の提供・管理がメイン

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サーバーとは情報を管理しアクセスするコンピュータに情報を提供するコンピュータで、具体的にはメールサーバーやwebサーバーなどが挙げられます。反対にサーバーにアクセスするコンピュータを指す言葉は、クライアントです。最近ではクラウドサーバーも普及していますが、接続や機能は物理的なサーバーのものが使われています。

パソコン:個人用のコンピュータ

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パソコンという言葉とは、個人利用のコンピュータを指します。パーソナルコンピュータを略した和製英語で、英語ではPCと言われることが多いです。移動させて使用することが想定されていないデスクトップから、重さが1kg台のノートパソコンまで様々な機種が存在します。

\次のページで「違いその2.求められる性能」を解説!/

違いその2.求められる性能

コンピュータの種類であるサーバーとパソコンでは、求められる性能が違います。本項ではそれぞれに求められる性能について詳しく比較していきましょう。

サーバー:耐久性・安定性

サーバーは他のコンピュータに情報を提供するため、耐久性やシステムの安定性、セキュリティの高さが必要です。そのためサーバーOSと呼ばれる、一般的なパソコンで使われるものとは異なったOSがインストールされています。もちろん一度起動したら24時間365日動いている必要があるため、常に電源につながれていなければなりません

パソコン:個別の機能性

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パソコンには、ユーザーの使い方に合った機能性が求められます。具体的にはゲーム用に使うのであれば適したGPUが搭載された機種が必要で、一度に複数のアプリを使う場合はそれに見合ったメモリが不可欠です。

サーバーとパソコンはそれぞれ代用できる?

ここまでサーバーとパソコンの違いを比較してきましたが、それぞれ代用することは可能でしょうか。本項ではパソコンをサーバーとして使う、反対にサーバーをパソコンとして使うことの可否や注意点について解説していきます。

サーバーはパソコンとして使えるが使い勝手は違う

サーバーを一般的なパソコンとして使えますが、使い勝手には違いがあります。まずOSが違うため、使いたいものをインストールしなければなりません。その上スピーカーが付いていない機種もあり、別途で購入して設定する必要もあるでしょう。耐久性のあるハードウェアではありますが、使いたいOSとの相性なども含めよく検討するのがおすすめです。

パソコンをサーバーに使うと耐久性が劣る

一般的なパソコンをサーバーとして利用する場合、本来のサーバーに比べて耐久性が劣ります。企業をはじめとするビジネス用のものなど外部からのアクセスが想定される場合は、業務に差し支える可能性があるため避けた方が無難です。反対に家庭で使わなくなったパソコンをサーバーとして使うという事例はよくみられ、ファイル管理や動画やホームページの作成などに用いられます。

サーバーとパソコン以外のコンピュータの種類は?

ここまでサーバーとパソコンについて比較してきましたが、他のコンピュータの種類についてはご存知ですか?本項では日常で耳にすることがあるコンピュータの種類について、解説していきます。

\次のページで「1.スーパーコンピュータ:高機能のコンピュータ」を解説!/

1.スーパーコンピュータ:高機能のコンピュータ

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スーパーコンピュータとは計算速度が速く高機能のコンピュータのことで、主に研究機関などで使われます。具体的には気象予報や医学や宇宙に関する研究に用いられ、詳細な画像や複雑なシミュレーションが可能です。もちろんOSも一般のパソコンとは異なります。

2.マイクロコンピュータ:小さなコンピュータ

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マイクロコンピュータとは、その名の通り小さなコンピュータを指す言葉です。かつては現在のパソコンにあたるコンピュータを指していましたが、現代では冷蔵庫や洗濯機をはじめとする家電に組み込まれているコンピュータという意味で用いられます。

サーバーとパソコンは用途が違うため機能も違う

ここまで述べてきた通り、サーバーとパソコンは用途や性能が違います。お互いに転用することが可能なケースもありますが、それぞれの特徴に合った使い方をすることで性能を最大限に発揮できるのではないでしょうか。またサーバーやパソコンの種類の中でも性能は様々なので、使用目的に合わせて選ぶことが上手に使うポイントです。

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雑学

サーバーとパソコンの違いは?それぞれ代用できる?性能や使う場面もIT雑学ライターが詳しくわかりやすく解説

この記事ではサーバーとパソコンの違いについてみていきます。どちらもコンピュータの種類として知られていますね。それぞれ用途が違うため、もちろん性能も違うようです。今回はそんな2種類のコンピュータの違いを、パソコンが大好きなIT雑学ライターれおな=007と一緒に解説していきます。
れおな=007

ライター/れおな=007

一般企業に勤務する傍ら執筆活動を続けるwebライター。得意分野はITはもとより、言葉の意味をはじめとする雑学など多岐に及ぶ。趣味でIT関連の学習をしており、学んだ内容をもとに本記事を執筆していく。

サーバーとパソコンの大まかな違いは?

サーバーとパソコンは、用途の違いにともない求められる性能も違います。前者はデータの管理や提供に使うため、耐久性や安定性が必要です。後者は個人使用のもののため、ユーザーの用途に合った性能が求められます。

違いその1.使用目的

サーバーとパソコンはどちらもコンピュータの種類ですが、使用目的が違うものです。本項では両者の使用目的について、具体例を含めて解説していきます。

サーバー:情報の提供・管理がメイン

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サーバーとは情報を管理しアクセスするコンピュータに情報を提供するコンピュータで、具体的にはメールサーバーやwebサーバーなどが挙げられます。反対にサーバーにアクセスするコンピュータを指す言葉は、クライアントです。最近ではクラウドサーバーも普及していますが、接続や機能は物理的なサーバーのものが使われています。

パソコン:個人用のコンピュータ

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パソコンという言葉とは、個人利用のコンピュータを指します。パーソナルコンピュータを略した和製英語で、英語ではPCと言われることが多いです。移動させて使用することが想定されていないデスクトップから、重さが1kg台のノートパソコンまで様々な機種が存在します。

\次のページで「違いその2.求められる性能」を解説!/

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